【漫画】「登山ガイド本」に記された初級・中級・上級という<レベル区分>。どこまで信頼してよいものなのでしょうか?
『レジャー白書2022』によれば、登山の参加人口は440万人(21年度)。一時のブームから落ち着きを見せたとは言え、今もたいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは「ガイド本」です。 【最終コマ】決め手は結局… * * * * * * * ◆ガイド本問題 私が「登山に行きたい!」と感じた時、とりあえずガイド本を開くことがしばしば。 ガイド本には多くの場合、初級者向けコースから中級者向けコース、上級者向けコースまで、レベルに応じて分類されたうえで、さまざまなルートが紹介されています。 でも、私がそうした本を参考に山を選ぶ時に目安にするのは、レベルの区分ではありません。 ●交通手段と時間 ●現在の自分の体力 ●直近の登山経験 ●季節 といった4点を軸に考え、「今の自分にはこの山がいいかも」と決めていくことがほとんど。
◆レベル分けを信じられない? そのワケとして、登山を始めたばかりの頃、ガイド本の「初級者向け」を参考として登山に行ったのですが、そのルートがなかなか手ごわく。 「ゼイゼイ…。これが本当に初級向けなの!?」 と疑問に感じた、という事情がまずあります。 その山を「初心者向き」だと書いた人は、実際に楽々と歩けたかもしれませんが、私にとって、とても大変な道のりだったわけでして…。 逆のパターンもあります。 たとえば、手元のガイド本に「上級者向け」と表示されている劔岳の別山尾根ルート。単独で挑戦し、すんなり完歩できた時に、「もしかして私ってすごかったのか? テヘヘ」と思ったりもして。 ただ実際のところ、本で上級者向けとされている山に登り切ったからといって、それだけで上級者に値するかといえば、やっぱり微妙でしょう。 未だに岩場では転ぶし、道を間違えかけたり、登山道を一人で歩き続ければ不安にも。そんな自分が上級者とは決して言えそうにない。(汗)
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