エアコンを使用しないこの季節「コンセント」は抜いた方がいい?電気代はどれくらい節約になる?
春や秋になると、暖房や冷房が必要なくなりエアコンの使用頻度は減ります。コンセントにつないだままの状態で、どのくらいの電気代がかかっているのか気になる方もいるでしょう。 この記事では、コンセントにつながった状態で電源がついていないエアコンの電気代を、消費電力の相場を基に計算します。使っていないエアコンのコンセントを抜くべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
使用しないエアコンのコンセントは抜いた方がいいのか
エアコンを長期間使用しないのであれば、コンセントを抜くとよいでしょう。エアコンは家電製品の中でも待機電力が大きく、頻繁につけたり消したりすることで逆に電気代がかかってしまう可能性もあります。 しかし、エアコンの場合、一度コンセントを抜いて再度差し込んで起動するには、数時間置いて通電しないと故障の原因につながります。まだその季節中に使用する可能性がある場合は、スイッチのオンオフを簡単に切り替えできる節電タップを利用するなどの工夫が必要です。
待機電力とは
待機電力とは、コンセントにつながっている家電製品を使用していないのに消費される電力のことです。コンセントを抜くことで待機電力の発生を抑えられるため、節電につながります。 しかし、家電製品によってはコンセントを抜いてしまうと次に起動する際、かえって多くの電気を使ってしまう場合があるので注意が必要です。 資源エネルギー庁の報告によると、ひと世帯当たりの家庭の消費電力量は年間で4432キロワットアワーで、そのうちの228キロワットアワー(5.1%)が待機電力と推測されています。年間の電気代を10万円とすると約5000円分が待機電力としてかかっています。
エアコンのコンセントを抜くことで節約できる電気代
製造会社やエアコンの種類、設定温度、設定モードにより大きな差がありますが、今回はリモコンで停止した場合の消費電力を0.04ワットと仮定して、1日当たりの電気代を計算してみましょう。なお、電気単価は東京電力エナジーパートナー株式会社の電気料金を参考に30円/キロワットアワーとします。 電気代を求める際は、下記の式に当てはめます。 消費電力(ワット)÷1000×使用時間(時間)×電気単価(円/キロワットアワー) 上記の式に当てはめて計算すると、1日の電気代は約0.03円です。1ヶ月で約1円の節約につながります。製品によって消費電力には大きな差があり、電気単価も変動することがありますので、参考程度にしてください。