ディ・マリアが“古巣復帰”、“故郷での現役引退”を断念…ロサリオ・セントラル会長が明かす「電話が来て…」
“ロサリオの英雄” 元アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア(36)が、古巣ロサリオ・セントラルへの復帰を断念した。スペイン『Relevo』が伝えている。 説明不要の世界的クラック、ディ・マリア。W杯王者アルゼンチンにおいてリオネル・メッシと並ぶスーパースターは、コパ・アメリカ2024優勝をもって代表キャリアに終止符を打った。 クラブキャリアに目を向けると、故郷ロサリオの古巣、ロサリオ・セントラル(アルゼンチン1部)で現役最後にプレーするという希望を近年公言し、今夏はそれが実現するとされてきた。 しかし、大都市ロサリオは近年、治安が急速に悪化。同地を拠点とする麻薬組織から、ロサリオ在住の両親へ脅迫状が届いたと今春明らかになっており、内容は「息子が帰ってきたら、待っているのは死だ」というもの。 これを受け、ロサリオ・セントラル復帰を断念したと伝えられるディ・マリア。 22日、クラブからゴンサロ・ベッローゾ会長が地元のラジオ番組に出演し、ディ・マリアからかけてきたという電話の内容を明かした。 「20日、私のもとにディ・マリアから、自らと家族の安全が保障されないという理由で、このクラブには帰らない決断をしたと電話が来た。誰もが彼を愛している…だから、もちろん彼の決断を尊重する…しかし、痛ましい気持ちに支配されている」 古巣復帰、ひいては故郷での現役引退を断念した格好のディ・マリア。今後についてだが、5月で契約満了を迎えたベンフィカと、1年間の再契約を結ぶものとみられている。
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