亀梨和也「事故物件」SNS恐怖エピソードや奈緒が明かす緻密な演出
亀梨和也の主演映画「事故物件 恐い間取り」(中田秀夫監督)が先月28日の公開直後からヒットを飛ばし、累計観客動員100万人を突破した。公式ツイッターも“恐異の大ヒット”と怪気炎を上げる。同作は“事故物件住みます芸人”松原タニシ氏の実体験を基にした著書の映画化で「リング」はじめホラー映画では圧倒的な手腕を発揮してきた中田監督の演出に加え、亀梨、奈緒、瀬戸康史、江口のりこらキャストも充実。近年、何かと話題になりがちな“事故物件”というテーマ自体も興味をそそるポイントだが、何が功を奏したのか。
公開タイミングの良さと話題性あるキャスト
「コロナ禍で迎える初めての夏となりましたが、緊急事態宣言でレジャーが抑制された中で映画の世界も例外ではなく映画館など業界側、ファン側ともにストレスをためてきました。本来なら一番賑わうはずのGWが飛んでしまったことは、業界にとってもファンにとっても試練だったと思います。それだけに夏映画にかかる期待は相当なものがありました」と、公開時の映画を取り巻く状況を振り返るのは週刊誌の50代男性編集者。 「座数制限などの制約がありつつも、7月以降は『今日から俺は!!劇場版』や『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、『ドラえもん のび太の新恐竜』など強力な作品が立て続けに好調な成績をおさめ、やっと映画が活気づいてきたところでの『事故物件』公開と、タイミングも良かったのではないでしょうか」(同編集者) また、キャストの顔ぶれについてもポジティブな声が聞こえる。 「まず亀梨さん、奈緒さんという初共演のフレッシュさが良かったのだと思います。亀梨さんも奈緒さんも本格的なホラーは初出演ですし、亀梨さんと瀬戸康史さんのコンビというのも興味をそそられますよね。他にも江口のりこさんがちょうど同時期に人気ドラマ『半沢直樹』の国土交通大臣役で注目を集めたり、話題性のあるキャスティングです」と指摘するのは、スポーツ紙の40代女性記者だ。