トヨタ斬新「クラウンオープン」実車展示! まさかの「屋根なし」ボディ採用! “美しいデザイン”&開放感を追求した特別な「クラウンクロスオーバー」とは?
クラウンの「オープン仕様」実車公開!
2024年1月7日にトヨタは東京都港区に都内初のクラウン専門店「THE CROWN 東京虎ノ門」をオープンしました。 当日の発表会では、THE CROWN専売モデルとなる「クラウンセダン」の特別仕様車「THE LIMITED-MATTE METAL(ザ リミテッド マットメタル)」が初公開されたのにくわえて、会場内には「クラウンクロスオーバー」をベースとした「屋根なしモデル」が展示されていました。 一体どのようなクルマなのでしょうか。 【画像】超カッコいい! これが斬新「クラウンオープン」です!(55枚)
クラウンは“、トヨタ独自の国産技術でつくりあげた初の国産初の量産型乗用車”として1955年1月7日に、当時虎ノ門にあった東京トヨペットのショールームにて初代モデル(トヨペット・クラウン)発表会が行われデビューを果たしました。 それから長い時を経て進化を重ね、2022年7月には現行モデルである16代目クラウンが発表。 これまでの伝統を色濃く踏襲したオーソドックスなクラウンセダンのほか、セダンとSUVを融合させたクラウンクロスオーバー、ハッチバック型SUVの「クラウンスポーツ」、そしてステーションワゴンとSUVを融合させた「クラウンエステート」と、多様化するユーザーの価値観に合わせてこれまでにない革新的なラインナップを展開しています。 そして2025年には誕生から70周年を迎えるとともに、“クラウンの聖地”とも言える場所、歴史的な日にちにTHE CROWN 東京虎ノ門は新たにオープンしました。 THE CROWN 東京虎ノ門は、都内初のクラウン専門店として「この聖地から、クラウンとの新しい戦を。」をコンセプトに、クラウンとの絆、人との絆を大事にした、「ならでは」のサービスを提供するとしています。 そんな記念すべき発表会の会場内で、クラウンクロスオーバーとクラウンスポーツに続くTHE CROWN専売となる特別仕様車の第3弾として、クラウン セダン ザ リミテッド マットメタルを初公開。 ほかにも多数のクラウンが披露されるなか、クラウンクロスオーバーをベースとした、「クラウンオープン」ともいえる屋根のないモデルが展示されていました。 この一風変わったクラウンクロスオーバーの開発した目的について、16代目クラウンシリーズの開発を担当した清水 竜太郎 チーフエンジニアは以下のように述べていました。 「1つ目は社会貢献と地域貢献です。プロ野球をはじめとする優勝パレードや1日警察署長など様々なイベントで貸し出しを行い、地域の皆様に喜んでいただく目的があります。 2つ目は技術の継承です。このクラウンのオープンカーはクラウン生産拠点であるトヨタの堤工場で製造をしております。 ただボディをカットするだけではなく、デザイン面では洗練されて美しく見えることが重要であり、試行錯誤して制作しております。 それらの過程で教えられる風土というものを社内で培っていくことで、革新と挑戦のクルマ作りに必要な技術の伝承を行っております。」 また、2024年2月5日に公開された「トヨタイムズ」の動画では、クラウンオープンについて詳しく紹介されており、クラウンオープンを開発する際の技術的な挑戦や、デザインの意図について多くの説明がなされています。 特にクラウンクロスオーバーの持つ流麗なデザインを保ちながら、オープンカーとしての格好良さを追求したといい、人とクルマが調和する美しいデザインを意識して開発されたことが語られています。 そして、屋根をカットすることによって生まれるオープンカー特有の開放感を取り入れつつも、元のボディラインの美しさが損なわれないように工夫されたとのことです。 ※ ※ ※ クラウンクロスオーバー自体も、従来のクラウンシリーズとは異なるクロスオーバーSUVとしての要素を持ち合わせたモデルであり、セダンの高級感とSUVの力強さを融合させた革新的なパッケージが特徴です。 そこに、オープンカー特有の開放感を提供し、風を感じながら走行する楽しさと、クラウンクロスオーバーの洗練されたデザインが融合することで、まさに特別なクルマに仕上がっています。 なお、市販化されていない特別なモデルであるため、めったに街中では見ることができない貴重なられません存在ですが、社会貢献と地域貢献が目的の1つとなっていることから、今回のようなイベントや特別なシーンで今後も活躍することが期待されることでしょう。
くるまのニュース編集部