ウィークグリップのゴルファー必見! 3年連続MVPシェフラーの”早めのリリース”
メジャー2冠のシャウフェレと欧州で活躍したマキロイ
2024シーズンのMVPにノミネートされたローリー・マキロイとザンダー・シャウフェレも充実のシーズンとなった。 マキロイは今季のPGAツアーに19試合に出場し、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズとウェルズファーゴ選手権で2勝。 DPワールドツアーでも最終戦のDPワールドツアー選手権 ドバイで勝利し、3シーズン連続6度目の欧州ツアー年間王者に輝いた。 35歳になっても相変わらずPGAツアー2位の320.2ヤードの飛距離を誇り、成績も安定しているが、念願のキャリアグランドスラムを達成するためにも、2025年はマスターズのタイトルを手にしたいところだ。 一方、シャウフェレは22試合に出場し、メジャー初制覇となる全米プロゴルフ選手権と全英オープンを制してメジャー2勝を挙げ、ファンに強烈な印象を残した。 シャウフェレの好調の原因は、2023年11月からタイガー・ウッズの元コーチ、クリス・コモのもとで進めてきたスイング改造の成果だ。 トップ・オブ・スイングの位置を変え、肩の回転がフラットになったことで手の詰まりが改善。これによって、以前より飛距離と方向性が向上している。 コモはバイオメカニクスをティーチングに取り入れ、効率的な体の動きを重視する。タイガー・ウッズに体の負担が少ないスイングを指導して復活へと導き、ブライソン・デシャンボーのスイング改造に協力したことで有名だ。 約2年間勝てていなかったシャウフェレをメジャー2勝に導いたのは、彼の功績と言っていいだろう。 2024年シーズンの日本人選手の活躍に触れておくと、松山英樹がパリ五輪で日本男子初のメダルとなる銅メダルを獲得し、8月のフェデックスセントジュード選手権などで2勝を挙げ、PGAツアー10勝となった。 2025年の活躍も楽しみだが、そろそろ松山に続いて優勝する日本人選手が出てきてほしいところだ。