細江純子のキーンランドC注目馬 「まさに今が充実期」と太鼓判を押す一頭は?
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】 ◆キーンランドCの注目馬 先週の札幌記念、まさかプログノーシスが3着を外すとは…。 【動画】丹下&柏木がキーンランドCの出走全馬を斬る スタートの課題はあったものの、頭数の少なさから、仮に遅れたとしても、そこはカバーできるだろうと思っていましたが、今回ばかりは先行内有利の馬場&コース形態&ペースもあって、結果、巧く立ち回った馬たちでの1・2・3着に。 特に勝ち馬のノースブリッジにおいては、鞍上・岩田騎手の巧さが際立つものでした。 外枠をひいた時点で、古川吉洋騎手のアウスヴァールの動向次第で控えるもよし、行ってもよしと思っていましたが、終わってみればペースを作る形に。 函館記念もそうでしたが、ペース配分を含めての主導権を握る形、岩田騎手は秀逸です。 また前走の香港後は放牧に出たものの、基本厩舎においての馬づくりスタイル。 これはオーナーの了承もあってこそですが、アパパネなど在厩で作り上げてきた国枝厩舎出身の奥村調教師という点も感じ、中身の濃い価値ある重賞制覇に映りました。 さて話は変わり、今週月曜日はあるCM撮影の現場にお邪魔してきました。 人生初だったのですが、50人を超えるスタッフさん方とあって、人の多さに驚くとともに、場所が実在する工場に加え、なんと撮影日も通常通りに工場が稼働しており、リアル感満載でした。 また木曜日は息子の夏休みも終わりに近づいてきたこともあり、息子の同級生とママとの4人で1泊旅行に我が地元・蒲郡へ。 地元の景色と食材、そして海風に英気を養えました。 さて今週末、札幌競馬場で行われるキーンランドCですが、注目はサトノレーヴ。 前走は、内枠を生かしての立ち回りの巧さも勝利の要因となりましたが、この馬のポテンシャルの高さを再認識したのは3走前の阪急杯。4着に敗れはしたものの10カ月の休み明けの中、抜群のスタートを切ることができ、また4コーナーでも見せ場たっぷりの内容でした。そして、その後2連勝。 この中間の追い切りでは、肩まわりがこれまで以上に動いており、前進気勢溢れる動き。 まさに今、充実期を迎えていると思えます。 それでは皆さん、日曜午後3時はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。 ホソジュンでしたぁ。 (文=細江純子)