妊娠中の「マタ旅」は避けるべき?是非を巡り友人と仲違い
妊娠中の旅行「マタ旅(マタニティー旅行)」。子どもを産んだ後は旅行になかなか行けないから、産む前に行ってしまおうという理由が多いと思います。私もその気持ちはよくわかります。 一方で妊娠中は何が起こるかわからない。旅先で何かあった時にかかりつけの産婦人科に行けない、病院が近くにあるかもわからないことがリスクであることは言うまでもありません。海外ですとなおさら。産婦人科医のSNSなどを見て、妊娠中の旅行は何かどうしてもの理由がない限り避けた方がよいのだろうなと思うようになりました。 このトピ主さんも、友人の妊娠がわかったことで「万が一が起きてしまったら責任が取れないから今回は中止にしよう」とキャンセルしたそうなのですが、「妊活中であることを伝えていたから妊婦との旅行を了承しているものだと思っていた」「2人目が生まれたら旅行は行けなくなるから、今が最後のチャンスだし、夫にも応援してもらってた。旅行を楽しみに悪阻にも耐えてきた私の気持ちもくみ取ってほしい」と言われてしまい、仲違いをしたままだそうです。 きっと友人は本当に楽しみにしていたのでしょう。1人目を育てた経験から「まじで当分旅行は無理」というのも身に染みているのでしょう。今、しんどい時期なのかもしれません。でも体を気遣ってくれた友人に言うことじゃないなと思います。 そして友情がこれで終わるのはもったいない。子どもを産んだ後、母でなく私として接してくれる友人の存在は救いなのですから。 トピ主さんの心労もあるから、無理やり仲直りしてとはいえないけれど、もし、相手から謝ってくることがあれば、どうか仲直りできますようにと思います。(エッセイスト・タレント 犬山紙子)