結果に結びつく「実践→分析」の4ステップ勉強法 自分の弱点や改善点を見つけ試験に活かすコツ
「よし“5分間だけ”やってみよう」 やる気が出ていなくてもかまいません。無理してやる気を高めようとする必要もありません。やりたくない気分のままでも、仕事のように淡々と始めましょう。 これは、ドイツの精神科医、エミール・クレペリンによって提唱された「作業興奮」という脳の仕組みを利用した勉強法です。人の脳は、ひとたび頭を使い始めると、その刺激を受け、やる気を引き出すホルモンを分泌する仕組みになっています。
それを「作業興奮」と言います。 「作業興奮」は、作業を始めてから5~10分ほどで起こるといいます。 「5分」といえば、カップ麺ができるまで、お湯に茶葉を入れておいしい紅茶ができるまでくらいの時間です。それくらいなら、毎日でも試せるのではないでしょうか? そして、一度始めてしまえば、しめたもの。あとは「作業興奮」により、「もう少し、もう少し」と進み続けるのみです。 ■「勉強を始めたくする」意外なコツ
②勉強したくてたまらなくなる? 「キリの悪いところで終わらせる」のスゴイ効果 勉強は「始めるときが一番しんどい」のではないでしょうか? じつは、勉強を始めやすくするポイントは「どのように終わらせるか」にあります。 大半の人は、勉強を「キリのいいところ」で終わらせようとします。しかし、本当は、「キリの悪いところでやめる」ほうが効果的なのです。その理由は、続きが気になって次もやりたくなるから。キリのいいところでやめてしまうと、次に始める時に新しい内容から始めることになり、敷居が高くなります。
完了したタスクよりも、未完了のタスクのほうが気になってしまうことは、「オヴシアンキーナー効果」として、心理学の理論でも説明されています。さらに、未完了のタスクのほうが記憶にも残りやすいということは「ツァイガルニク効果」と呼ばれ、こちらも心理学で証明されています。 つまり、勉強を習慣化するコツは「もっとやりたい!」という気持ちを残しておくこと。そのモヤモヤ感がやる気を引き出してくれるのです。 ③「ポモドーロ・テクニック」で集中力アップ