結果に結びつく「実践→分析」の4ステップ勉強法 自分の弱点や改善点を見つけ試験に活かすコツ
これにより、わからない問題で時間をムダにしたり、自信の持てない解答が気になってその後の集中力が削がれてしまうことがなくなり、得点に結びつきました。 ④「苦手ポイントや弱点」の分析 過去問や予想問題を解くことで、苦手ポイントや弱点を発見できます。「時間がかかった」「ミスした」「わからなかった」問題があれば、それらの問題の共通点を見つけるようにしましょう。そこを重点的に訓練することで、弱点は克服できます。
たとえば、TOEIC試験なら、次のように対策できます。 イディオムの暗記が不十分でミスにつながっている →TOEICテスト用のイディオムの本を購入し、勉強する リーディングのダブルパッセージ問題(2つの長文を読んで設問に答える問題)でミスが多い →ダブルパッセージ問題に特化したTOEIC問題集を解く リーディング問題でいつも時間が足りなくなる →特に時間がかかった問題について、「全文を精読」せずに「一部分を読む」だけで正答にたどりつける方法を、1問1問分析する。読み流してもいい部分や、単語の意味を予測するコツなどを分析し、アイデアや改善策をメモする
リスニング問題で聴き取れない箇所が多い →聴き取れなかった発音、聴き取るべきポイントなどを1問1問分析し、勘をつかむ リスニング問題で、特にイギリス英語の聴き取りが苦手 →英会話スクールでイギリス人の先生を指名し、練習する 以上のように、「実践」と「分析」を繰り返すことで、過去問を1回解くごとに、どんどんスコアを上げられるようになります。 ここではおもに試験勉強を例に説明してきましたが、この方法は、仕事の業務知識や趣味の教養を学ぶときなどにも応用できます。完成度の高い企画書やプレゼン資料と比較し、自分の企画書やプレゼンを分析することが、知識やスキルの飛躍的向上につながります。
■やる気・集中力を高める4つの技術 勉強に取り組む際にはやる気や集中力が重要な要素になります。そこで、科学的エビデンスに基づき、やる気・集中力アップの「4つのテクニック」を紹介します。 ①「5分間勉強法」で作業興奮を生み出す 「1日1時間の勉強で、人生は大きく変えられる……。そうは言っても、実際に毎日継続して勉強するのって難しいんだよね」 それが多くの人の本音ではないでしょうか? そんなときには、ぜひ、この言葉を呟いてみてください。