KADOKAWA、ソニーによる買収報道を受け「初期的意向表明」を認める 株式は連日S高記録で影響大きく
KADOKAWAは20日、ソニーグループによる同社買収に関する一部報道について、株式取得に係る初期的意向表明を受領していることを認める一方、「現時点で決定した事項はありません」とする開示を行った。 【画像】【関連】カドカワ、サイバー攻撃の被害損失は「概ね出尽くし」7-9月期の売上影響49億円 同社の発表は、ロイター通信やブルームバーグなど主要経済紙が19日に発したソニーグループとの買収協議に関する報道を受けてのもの。報道では数週間以内の契約締結の可能性に言及されており、以降2日間にわたりKADOKAWA株への買い注文が殺到。連日ストップ高、年初来最高値を更新した。21日は一転反落を見せている。 買収提案元と報じられたソニーグループはプレイステーションブランドでゲーム事業を展開するほか、アニメ製作大手のアニプレックスを傘下に収める。一方のKADOKAWAは出版事業を基盤に、知的財産を保有し、アニメやゲームへの展開を手がける。また、人気ゲーム「エルデンリング」で知られるフロム・ソフトウェアなどのゲーム開発会社も傘下に持つ。 同報道はエンタメ業界の間で大きく取り沙汰されることとなっており、実際の買収提案が前者なのか、セグメント単位(ゲームなど…)なのかなどの詳細に注目が集まっている。KADOKAWAは今後「公表すべき事実が発生した場合は、速やかに公表させていただきます」としている。
編集部 アニメ情報担当