圧巻歌唱のセリーヌ・ディオン、無報酬だった! 仏記者が開会式の舞台裏を告白「彼女は出演料を受け取らなかった」【パリ五輪】
壮大なセレモニーを彩った世界的アーティストの驚きの情報が舞い込んだ。 現地時間7月27日、フランスの日刊紙『Le Parisien』のエマヌエル・マロール記者は、パリ五輪の開会式のエンディングに登場したカナダ出身で世界的人気歌手のセリーヌ・ディオンについて「彼女はギャランティーの一切を受け取っていない」と伝えた。 【画像】セーヌ川で行われたパリ五輪・開会式の模様をお届け!ジダンとナダルの共演やレディ・ガガの起用、セリーヌ・ディオンに生首の歌唱も 観衆を魅了し、多くの人々の記憶に残る演出だった。クライマックスで気球型の聖火が空に浮かび上がる中、エッフェル塔の中腹部分に設置されたオリンピックマークの下に特設されたステージ上に立ったディオンは、フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの名曲『愛の讃歌』をフランス語で熱唱した。 2022年に難病「スティッフパーソン症候群」の治療中であると告白した彼女は音楽活動からも遠ざかっていた。しかし、自ら望んで立ったという大舞台で披露した圧巻のパフォーマンスには、大きな賞賛が集まった。 そんなディオンのギャランティーについては、当初、複数の米メディアで200万ドル(約3億1000万円)と報じられていた。がしかし、マロール記者は「プライベートジェットでの移動費やホテルの宿泊費などはいくらか支払われたようだが、彼女は出演料の一切を受け取らなかった」と強調。そして、久々の舞台とは思えない歌唱力に最大級の賛辞を送っている。 「セリーヌ・ディオンのあのパフォーマンスは、視聴者や彼女のファンだけでなく、専門家も驚かせた。とても感情的であると同時に実証的でもあったのだ。たしかに時間はごくわずかなものだったが、それは彼女が依然として驚異的な声を持っていることを示すものだった」 驚きの“ノーギャラ”で、観る者の視線を釘付けにしたディオン。彼女の歌唱は大会を象徴するものになったと言えよう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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