【バスケ】琉球ゴールデンキングスがイタリア遠征 「本当にいい経験」“歴史的一戦”で新加入の伊藤達哉&ケヴェ・アルマが躍動
アルマ「良いスタートが切れた」
キングスで初めての対外試合となった2人も手応えを口にした。 伊藤は15分25秒の出場で4得点、2アシスト、2スティール。持ち味のディフェンスで高強度を貫き、存在感を発揮した。以下は総括のコメントである。 「環境が違うところで難しい状況になるのは分かっていたんですけど、スカウティングの部分でチームとして徹底できた部分はあるので、そこはいい材料になりました。勝ち切れなかったのは残念ですけど、また明日チャレンジする機会があるので、キングスらしいバスケを40分間できるように頑張ります」 空調の効いていない会場でプレーするのは学生時代ぶりだと言い、「熱中症になるんじゃないと思って、最初の2、3分くらいは死ぬと思いました」と少し苦笑いを浮かべた一方、欧州でのプレーは自身としても初めてで、過酷な環境も含めて「本当にいい経験になっています」と続けて笑を浮かべた。 第4Qでは岸本と共にコートに立つ時間帯も。「練習中を含めて隆一さんと一緒にプレーしたことがなくて、試合でお互いにパスを出し合って確認する感じでした(笑)。僕の『打て』のパスで隆一さんがディープスリーを打つこともあり、新しいキングスの武器になるんじゃないかなと思います」と話し、好感触を得たようだった。 アルマは試合中、少し足を伸ばしたりして気にする様子もあったが、チーム最多の16得点に加え、6リバウンドも記録。まだ連係を深める時期ではあるが、味方へのスクリーンやディフェンスのカバーに入るタイミングなど、チーム戦術への理解度の高さを伺わせる場面も多く見られた。 新天地での初めてのプレーについて「良いスタートが切れたと感じています。チームメートとのプレーは楽しかったし、これからもやり続けるのが楽しみです」と話した。 8日にはデルトナとの対戦が控える。次戦に向けて「フィジカルなゲームになると思う。自分自身が賢くプレーし、チームメイトが最高の判断とショットをできるように助けるだけです」と力強く語った。