レクサス LMに6座仕様車を追加設定。多人数乗車でのパーソナル感を追求したラグジュアリー ミニバン
どの席に座っても快適な、3列6シーター
2024年5月9日、レクサスはラグジュアリー ムーバーの「LM」に6座仕様車の「バージョンL」を追加設定・発売した。 【写真はこちら】停車時から走行時まで、乗員を優しく包み込みながら支えるシート構造を採用(全12枚) LMは、「ラグジュアリー ムーバー」の頭文字を車名にした、レクサスのミニバンだ。初代は2020年に登場(日本未発売)。ベースはアルファード/ヴェルファイアだが、細部にわたって上質化が図られた。2023年10月に登場した現行型の2代目から日本でも発売されたが、アルファード/ヴェルファイアとは異なり2列4座(4人乗り)仕様の「エグゼクティブ」のみの設定となっていた。 今回、追加設定された「バージョンL」はエグゼクティブ同様に「素に戻れる移動空間」をコンセプトに開発。クルマとしての素性を徹底的に鍛え上げ、「対話のできる走り」を追求したほか、運転する楽しさと乗り心地や静粛性を両立した。 どのシートでも快適に過ごせるようパッケージングに考慮してシートを配置。おとな6人が乗車してもゆったり座れるよう、前後左右の乗員との距離を十分に確保した。開放感や見晴らしに配慮しながら、前後左右に広がりのあるトリムやオーバーヘッドコンソールを配し、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重した、リラックスできる空間を追求した。 2列目シートには左右席それぞれにマルチオペレーションパネルを装備し、後席オーバーヘッドコンソールは3列目シートからの使用性も考慮した。助手席のヘッドレストは前方可倒や上下調整が可能で、後席の解放感と開放感と見晴らしに配慮している。 乗員に最適な社内環境の実現をサポートする「リヤクライメントコンシェルジュ」は、エアコン/シートポジション/サンシェード/照明などを統合制御し、4種類のプリセットモードに加えカスタムモードも設定できる。
人間工学に基づき、乗り心地を追求したシート
すべての乗員が快適に過ごせる、新たなフラッグシップにふさわしい乗り心地を目指し、新設計のGA-Kプラットフォームを採用。走行中の疲労の原因のひとつとなる揺れの軽減や視線の安定化への取り組みや静粛感にこだわり、徹底したチューニングで対話のできる走りを実現した。 シートは、どの座席に座っても心身ともに自然体でいられる用乗員の身体の動きを細かく分析し、身体を腰で支えるシート構造を採用した。フロントシート(1列目)は座面の面圧分布を最適化し、旋回時のGの大小にかかわらず身体をホールド。疲労を軽減する座り心地と、クルマとの対話に集中できる環境を追求した。 2列目シートはオットマン付きパワーシートで大型ヘッドレストも装備。特性の異なる2種類の衝撃吸収材と柔らかな表皮を使用して、停車時から走行時まで乗員を優しく包み込みながら支える構造とした。3列目シートは、2列目同様に乗員を優しく包み込みながら支え、ゆったりと座れるようシートバックとクッションに厚みを持たせている。また2列目シートをリクライニングした状態でも荷室確保が可能だ。 シートまわりには、フロントシートバックに乗降性に配慮した大型のバックボードクリップを、フロントシートのレッグ部には2列目シート用のエアコン吹き出し口を配置。センターコンソール後端にはアクセサリーコンセント(AC100V)、HIDM端子、フタ付きユーティリティボックスなどを装備している。