現役『ダブルケアラー』松嶋尚美さん 介護で引越し転校も 抱える「3つの苦悩」は?
■松嶋さん経験『ダブルケア』金銭面でも負担大
金銭面の負担です。 お母さんと同居当初に、介護保険を利用して手すりを設置。 介護ベッドをレンタルしました。 松嶋さんのお母さんの医療費は、同居当初、お母さんは仕事をやめた直後だったので、3割負担でした。 松嶋さんです。 「薬だけでなく、デイサービスや介護用品もすべて3割負担。金銭的にも厳しかった」ということです。 同居当初の1か月の出費です。 医療費 1万円 おむつなどの生活用品 1万円 デイサービス料 14万5000円 ベッドなどのレンタル料 1万5000円 総額は、1カ月18万円です。 年金が月々4万2000円 支給されていたので、差し引き1カ月約14万円の出費でした。
■ダブルケアラー歴3年 家族の変化 自己犠牲しない心がけは?
松嶋さんのご家族のサポートです。 【夫の協力】 お母さんは夜中に何度もトイレに行くので、夫が「朝4時からは俺が」と、お母さんをトイレに連れて行くようになりました。 【長男の協力】 お母さんが長男のサッカーの試合を観戦できるよう、グラウンドの近くにトイレがあって、車いすでも大丈夫か、確認して教えてくれます。 【長女の協力】 「おばあちゃん何もできないから妹みたい」と、お母さんをトイレに連れていったり、外出時に靴下をはかせたりしてくれます。 松嶋さんが、ダブルケアラーとして、普段から気を付けていることです。 「家族みんなができることはするけれど、頼れるものには頼り、過度な自己犠牲にならないように気を付けている。また、1人でためこまず、わからないことがあれば、ケアマネージャーや役所に相談するよう心掛けている」 (「羽鳥慎一モーニングショー」2024年11月29日放送分より)
テレビ朝日