スーパーミドル級 マチェイ・スレッキ戦に快勝のディエゴ・パチェコ 次の対戦相手候補 | ボクシング
スーパーミドル級のディエゴ・パチェコが評価を上げ続けている。最近勝利を飾り、次は誰と戦うことになるだろうか。
スーパーミドル級のコンテンダー、ディエゴ・パチェコの評価が高まっている。日本時間9月8日にはマチェイ・スレッキを6ラウンドにレバーショットでKOした。今後も魅力的な挑戦が数多く待っている。 ここでは、23歳にして無敗の快進撃を続けるパチェコ(22勝0敗、18KO)の次の対戦相手として有力な3つの選択肢を取り上げる。
サウル・アルバレス vs エドガー・ベルランガ の勝者
マチェイ・スレッキに勝利したことで、ディエゴ・パチェコはサウル・アルバレスのもつWBOスーパーミドル級王座に挑戦すべく、同団体世界ランキング1位の座を守ることができた。 日本時間9月15日、アルバレスはエドガー・ベルランガを相手に3団体のベルトを懸け防衛戦を行う。この試合にアルバレスが勝利すれば、パチェコの指名挑戦者としての地位が次に尊重されるのが理想的なシナリオだろう。 ただし、ボクシング界のビジネス面が影響を及ぼす可能性がある。そこで次の選択肢に話を移そう。
ハイメ・ムンギア
パチェコが世界タイトル挑戦者として実際に対戦が実現するまでに時間がかかると考え、エディー・ハーン氏はその間に行うべき試合を提案している。 マッチルーム・ボクシングのプロモーターであるハーン氏は、パチェコの試合後、DAZNのクリス・マニックスに対して次のように語っている。「彼はカネロ・アルバレス対エドガー・ベルランガの勝者に対して指名挑戦者となる。しかし、その間に行う試合も必要だ。その試合として、ディエゴ・パチェコ vs ハイメ・ムンギアの一戦を実現させたい。素晴らしい試合になるだろう」 この試合にはリスクも伴う。ムンギア(43勝1敗、34KO)は経験豊富なファイターだ。だが、ムンギアに勝つことでパチェコはその先の世界タイトル挑戦に向けた準備を十分に整えることができるだろう。
クリスチャン・エンビリ
指名挑戦者としてのタイトル挑戦がすぐに実現しない場合について、パチェコはクリス・マニックスに対して「トップ10にランクインしているスーパーミドル級の誰とでも戦う用意がある」と語っている。 その条件に合うのがクリスチャン・エンビリだ。パチェコと同様、エンビリ(28勝0敗、23KO)も無敗を維持している。8月に行われた直近の試合ではセルゲイ・デレフヤンチェンコに判定勝利をおさめており、これはエンビリとパチェコが同じタイミングで試合を組むことが可能であることを意味している。 この対戦はパチェコにとって厳しい挑戦となり、ボクサーとしての成長を促す機会ともなるだろう。
Mark Lelinwalla