「キレたら何するか…」「速度が異常だった」重要指名手配の八田與一容疑者 証言から見えてきた人物像 殺人罪に変更求め遺族らが署名提出
八田容疑者の似顔絵作成
八田容疑者は事故の通報や2人の救護措置を取らずにその場から逃走。周辺の防犯カメラには裸足で走って逃げる八田容疑者の姿が捉えられていましたが、約2キロ離れたヨットハーバーの近くで足取りが途絶えています。 捜査関係者によりますと、八田容疑者の車は少なくとも制限速度の2倍にあたる時速80キロ以上で走行し、現場にはブレーキ痕や避けようとした形跡がないことなどから故意に追突した可能性があるとみられています。 警察庁は事件の凶悪性を鑑み、八田容疑者について去年9月に道路交通法違反では全国初となる重要指名手配に指定。捜査特別報奨金の対象事件にも指定され、有力な情報提供者には公的懸賞金として300万円。遺族による私的懸賞金500万円も含めると上限額は800万円となっています。 県警は八田容疑者の現在の風貌を予想した似顔絵6枚を作成。長髪や髭、メガネ姿など風貌が変わっている可能性があるとして情報提供を呼びかけています。
悪夢のような日から2年…遺族が心境
事件発生から2年。遺族が以下の通り、コメントを発表しました。 6月29日が近づくにつれ、気持ちが乱れていることに自分自身気がつきます。あの信じられない悪夢のような日から2年。息子が突然目の前からいなくなり、いつまでも犯人が捕まらないという信じがたい現実。末だに思いきり声をあげて泣くことができていません。 (中略)いつ捕まるのか、捕まるかどうかも分からない不安に加え、迫りくるあと5年という時効の壁。一体いつまで私たちは八田與一を追い続けるのだろう。終わりの見えないこの苦しい活動をいつまで続けなければいけないのだろう。重要指名手配ポスターに並ぶ八田以外のあまりにも古い写真を見ては、そう思うのです。 どうかお願いです。「救護義務違反」ではなく時効のない「殺人罪と殺人未遂罪」に早く切り替えて、全国での全力捜査、事件の早期解決を望みます。 情報提供先:【大分県別府警察署】0977-21-2131