東北・進藤 愛輝投手（左）と仙台育英・湯浅 桜翼内野手（右）

　聖地・甲子園出場をかけ、全国各地で熱戦が繰り広げられている。15日、北海道・東北・関東で注目の実力校が多数登場する。 【夏の甲子園・東北地区好カード一覧】 　最注目は宮城で行われる仙台育英と東北の一戦だ。両校ともに順当に勝ち上がって迎えるこの試合。昨秋の県大会では仙台育英が5対2で勝利しているが、東北も意地を見せたい。 　宮城だけでなく、各地で好カードが目白押しだ。和歌山では昨夏王者の市立和歌山と今春センバツ大会に21世紀枠で出場した田辺が激突。昨秋は田辺が8回コールドの9対2で勝利したが、今春は延長タイブレークの末に市立和歌山が6対3でリベンジを果たしている。初戦から対戦するには惜しい両校の対決に注目が集まる。他にも岐阜では県立岐阜商と帝京大可児、福岡で九州国際大付と久留米商が戦うなど、3連休最終日に実力校同士の対決が各地で行われる。 　また昨夏甲子園出場校も続々と出場する。岩手・花巻東は花巻農、大阪・履正社は豊中と地方大会連覇を果たすため、重要な初戦に臨む。反対にリベンジをもくろむのが名将・馬淵 史郎監督率いる明徳義塾。土佐塾との初戦で2年ぶり夏の甲子園出場へ弾みをつけたいところだ。