「エアコンの設定温度28℃は間違い?」節約アドバイザーが教える“エアコンの効果的な節電方法”ベスト4選
2. エアコンの電気代を最小限に抑えるためには?
部屋の温度を28℃にするためには、エアコンの種類やその日の気温によっては設定温度を25℃など低めに設定しなければならないこともあるかもしれません。どうしても電気代が気になりますが、電気代を最小限に抑えるためにはどうするのが良いのでしょうか。 「エアコンはつけてる間中ずっと同じ電力がかかってるわけではなく、コンプレッサーが稼働するときに消費電力が大きくなります。冷房運転の場合、コンプレッサーが稼働するのは温度を冷やそうとする時。部屋の温度が高く、冷やしたい温度との乖離が大きいほど、消費電力はどんどん大きくなってしまいます」(和田さん) 和田さんによるとエアコンの設定温度は1℃変えるだけで消費電力が10%ほど変わると言われているのだそう!そのため、まずは室温を上げすぎないようにし、目指したい室温との差を減らすことが重要です。 「夏場の場合、部屋の中に熱が流入してくるのは『窓から』が約7割を占めてると言われています。窓から入ってくる熱を防げば室温はかなり下げることができます。遮熱カーテンや遮熱フィルムも有効です。マンションの方は難しいと思いますが、可能なら外から窓の上部につける日よけが理想ですね。カーテンやフィルムだけでは窓自体に集まった熱で窓ガラスが温まり部屋の中が暑くなってしまいますから」(和田さん) 油断しがちなのは普段過ごすリビングなどではなく、寝室。夜寝ようと寝室に行ったら、部屋がもわっとしていたという経験、ありますよね。熱がこもってしまっているところにエアコンで冷やそうとすると余計な電気代がかかってしまいます。エアコンを使う部屋は普段から室温が上がりすぎないよう対策しておきたいですね。
3. 室外機のせいで電気代が上がっているかも?
さらに忘れがちなのは室外機のケア。 「室外機は簡単に言うと冷房稼働時には室内の熱を屋外に逃がすための働きをしています。室外機の近くに物が置かれていたり、カバーがかかっていたりすると熱が上手に逃げるけることができずにこもってしまいます。熱がこもればさらに冷却させようと稼働し、電気代は余計にかかってしまいます」(和田さん) さらに、室外機に直射日光が当たると効率が悪くなるのだそう!自分で室外機の場所を選べるのであれば、できるだけ日陰に設置することで電気代を節約できます。 「室外機に直射日光が当たる場合は、吹き出し口を塞がないような形で日よけをすると良いですね。ホームセンターや100円ショップでも室外機用の日よけは売られていますよ」(和田さん)