寝室に「小上がり」を採用。高さ200㎜、ベッドを置かずに広々&子どもが落下する心配なし
寝室に小上がりを採用した住宅事例をご紹介。2年前にハウスメーカーで二世帯住宅を建てたライターは、幼い子どもの落下の危険が気になり、ベッドの代わりに小上がりがある寝室に。ファミリーマットレスを敷くことにしました。家族みんなで川の字で寝ても安心。小上がりの高さは200㎜と低めにしたので、圧迫感も出ず広々。将来の使い方も楽しみな寝室になりました。
寝室は8畳。奥にクローゼットと書斎がある間取りに
わが家は、2年前にハウスメーカーで左右分離型(玄関のみ共有)の二世帯住宅を建てました。筆者世帯は妻と2人の子ども(4歳、3歳)の4人家族。親世帯は、筆者の母、祖母、叔父の3人。計7人が生活しています。間取りは、7LLDDKK+S+2WIC+書斎というかなり複雑な構成。1階の右半分が親世帯、左半分が筆者家族のLDKと水回り、2階はすべて筆者家族の空間で、子ども部屋や寝室などがあります。 上は筆者世帯の2階の間取り図です。8畳の寝室は、一般的な寝室とは違い、少し工夫したつくりにしました。 6畳分の小上がりがあり、残りの2畳は寝室の奥にある書斎と、ウォークインクローゼットへの通路になっています。
ベッドをやめて小上がりのある寝室に
以前、筆者家族が住んでいた家では、ダブルベッドを2つ並べて、そこに夫婦と長女で寝ていました。当時は、まだ次女がベビーベッドを使用していました。しかし、もう少し大きくなって、家族4人でベッドに寝るとなると、かなり窮屈になります。それに、転落の危険性も気になりました。 そこで、家の建て替えを機に、使用していたベッドを処分することに。ロータイプのベッドを新しく購入するか? ファミリーマットレスを敷いて床で寝るか? と悩みました。 しかし、ベッドを処分してまたベッドを購入するのは、あまり意味がないように思えたため、幅2800㎜のファミリーマットレスを採用することに。 上は、ファミリーマットレスの採用を決めた頃に、妻が描いたパース画です。「床で寝るのには抵抗があるから、寝室は小上がりにしてはどうか」という案。これが決め手となり、8畳の寝室に小上がりを設けることを決めました。 この段階で、寝室の奥に書斎とウォークインクローゼットを、つくることは決めていました。そこで、寝室に入って正面の6畳分を小上がりとし、手前の2畳分がフラットな通路という寝室に。 ちなみに、小上がりの高さは、200㎜と少し低め。小上がり部分を高くして、収納をつけることも検討しました。しかし、寝室の奥にはファミリークローゼットがありますし、寝室と同じ2階のフロアには納戸もあります。 収納が増えることはうれしいですが、わが家ではそこまで重要ではないと感じ、収納をつけませんでした。