カキ小屋に活気戻る 能登・七尾湾 11月に再オープン「今年も食べられた」
石川県の七尾湾で「能登カキ」の収穫が最盛期を迎えている。七尾市の養殖業「木村功商店」のカキ小屋では28日、訪れた家族連れが冬の味覚を楽しんでいた=写真(鴨川一也撮影)。 同店は元日の能登半島地震でカキ小屋や作業場などが被災。休業を余儀なくされ、年間生産量の約1割のカキを廃棄した。カキのシーズンが始まる11月に小屋の補修工事を終え、再オープンした。 毎年来ているという富山市の会社員、土屋翔平さん(37)は「地震の被害が心配でしたが、今年も海の見える小屋で食べられてよかった」とおいしそうにカキを頰張っていた。