大阪・松井知事と吉村市長が会見 「クロス選」出馬(全文5完)住民の判断に従う
大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)と大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)は8日午後、大阪維新の会の全体会議終了後に記者会見を行った。 【動画】松井知事と吉村市長が会見 大阪都構想で決裂「クロス選」出馬表明(2019年3月8日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「松井知事と吉村市長が会見 大阪都構想で決裂「クロス選」出馬表明(2019年3月8日)」に対応しております。 ◇ ◇
統一選後、公明党との再協議に応じる可能性は?
朝日新聞:すみません、朝日新聞のヨシカワです。先ほど吉村市長が住民投票でもし否決されれば総合区にいくべきだというのは崩れていないという趣旨の発言をされたんですけども、公明さんとの話し合いの土台は崩れていないのかなと受け取ったのですが、結果はどうあれダブル選、統一選後に公明さんとの再協議に応じる可能性というのはまだ残っているんでしょうか。 吉村:総合区に関して? 総合区に関してが? いや、総合区に関してはさっき言ったとおり、だから総合区の案というのも作りましたから。そして僕らで住民投票というのは、もう1回チャレンジさせてもらって、そして市民の皆さんが、いや、これはもう都構想じゃないよというふうに判断されたら総合区に、少しでもよりそっち側に移行するというのは、これは公言してきたわけなので、だまされたからってそういうのはなしにしますというのは、僕は言うべきではないと思っています。だから最後住民の皆さんに問うときは、そういうことになるんだろうと思っています。 今後あとどう交渉するかどうかというのは、これはまずは僕らは過半数を擁立して、それぞれが、公明にこういうふうにやられてやっているわけですから、府議会、市議会で過半数を目指していくということです。
公明党と再度協議する可能性は?
毎日新聞:お2人にお伺いします。毎日新聞の【ツクイ 01:34:22】ですけれども、今回、都構想は必ずやりたいというのを抱いていらっしゃいますけれども、一方で公明党さんへの怒りをあらわにされていまして、公明党に今お2人がすごく不信感があるとは思うんですけれども、この先お2人がまた再選されて環境が整ったとき、その都構想の実現のために総合区は抜きにして、都構想の実現で再度テーブルに着くということは、可能性としてはあるんでしょうか。 松井:これは、今は選挙で戦うわけなので、その結果を受けた中で、いかに、僕らは都構想掲げて選挙するんだから、実現のためにありとあらゆる手段を尽くしていくというのは当然の話だと思います。これはもう要は有権者の皆さんとの約束なので。この約束を成し遂げるために今回もありとあらゆる手段ので。だからその公約を実現するために、政治家はありとあらゆる手段を尽くすというのは当然の話だと、こう思っています。 毎日新聞:今の段階で否定はされないという。 松井:いや、だって基本的にその場合は相手が協力しましょうって言ってくれているんでしょう。 毎日新聞:そういう環境が整った。 松井:だから環境整って、別に、なんて言うかな。今回、政治のぶつかり合いの中で協議が整わずだまされたことで対立するわけだから。それ、協議が整っているというのは相手方が理解してくれたということでしょう。そこでけんかする必要はないですよね。 毎日新聞:やっぱり何よりも都構想の実現の可能性があればそちらが優先されるという。 松井:だからこれも2011年橋下さんと一緒に選挙やったときから、一丁目一番地で掲げているので、もう二度と府市対立の、昔の、過去に戻さない。僕らはそのためには制度を変える必要があると思っているから。だからそれを実現するために、要はありとあらゆる手段を、相手側も理解してくれるなら、これは協議していくというのは当然です。 司会:はい。