大阪・松井知事と吉村市長が会見 「クロス選」出馬(全文5完)住民の判断に従う
住民投票で否決されたらどうするのか
関西テレビ放送:関西テレビの【マナベ 01:44:47】です。大阪維新の会に府政、市政を担っていただきたいという市民、その中で都構想に反対する方もいらっしゃると思います。今回2人とも勝たれて、議席もそれなりに取られて、住民投票行われて、その結果否決されたということがあった場合に、もうこれは本当にこれが最後になるんでしょうか。そこを聞きたいです。 松井:これが最後になります、住民投票は。特にもう僕の世代は最後です。なんでね、住民投票までもう一度いったのかというところがありますから、2015年の、僕が負けたときに橋下さんと一緒に、あの住民投票で僕も負ければ辞めるとはっきり言っていました。辞める準備もしていました。でも大阪会議が対案と言いながらだまされたので、これ辛抱できんようになって、吉村さんがそのときは国会議員だったけど、吉村、そのときの国会議員を誘って、もうだまされたままでは終われんのでと、あのときもだからだまされたままで終われんからということでやったのかな。でもだからそれを、2015年5月17日のあの住民投票の民意というのを、僕は非常に重く受け止めております。 だからこそ、その後、橋下さんと一緒に大阪会議に賛成をしたわけです。その前、僕らは大阪会議では解決できないと思っていたから。でももうあれが対案なら仕方がないということで、大阪会議に賛成したら、対案じゃないと自民党が言いだしたわけなので。これは住民投票そのもので彼らがデマをまき散らしていたということですから。これテレビでやっていましたよ。彼らは大阪都構想の対案は大阪会議ですと。これ、テレビでもそういうはっきりと表明して、だから大阪会議ならそういう無駄な、われわれにしたら投資ですけど彼らにしたら経費。経費必要なく、二重行政解消できますよということを彼らは堂々とテレビでも主張した。 でもこの大阪都構想が否決された時点で、彼らは大阪会議は本案がなくなったから対案も一緒になくなったと言いだした。それでいざ大阪会議をスタートさせたら、具体的な当時やっていた案件、要は大学、それから研究所、こういうものの統合について話し合いをしようとしたら、それを全部拒否して、ボイコットした。これはそもそも住民投票でデマを流し続けたということでしょう。だから出直したわけなので。 だから今回はそういうデマにはもうだまされないようにわれわれも戦略を立てて、それで住民の判断が出れば、それはそれできちっと従います。 吉村:これはもし再選されればですけども、僕と松井さんとでこれはもう最後になると思います。なので、だからこそさっきの総合区の話も言っているわけです。公明党が言っているから総合区というのではなくて、公明党側にもう配慮する必要はまったくないですから、今だまされましたのでね。だから徹底的に戦うというのは当然です。 ただ、もしもう一度住民投票をやって、それでもやっぱり市民の皆さんが違うということになるのであれば、これは総合区のほうに移行します。総合区のほうに移行するということは8総合区ですから、今24行政区あるのを8に再編するという形になりますので、これも大きな話です。それは実行して、そしてまた都構想という話には、府と市がぐちゃぐちゃけんかになったら分からないですけども、普通はもうならんだろうというふうには思います。 だから今、僕がこの場で選挙結果がどうであれ、自分で作った総合区案というが、もし都構想が駄目であればそれをやるというのを明言しているというのは、僕らでこれは次の住民投票が最後だという覚悟でやっているということです。 関西テレビ放送:総合区の話は、松井候補予定者が言うべきかなと思うので。 松井:総合区についてはもちろんそうですよ。吉村市長がこの間、総合区の案を作っているときも、僕も全部聞いておりましたし、これはもう公明党さんが希望する、ご提案されている区割り案ですから。だからもう今、吉村さんが言うように、この住民投票で駄目な場合は、総合区が出来上がれば、それでもう一度と、変えるということは、これはもう普通考えても何十年単位でない話なんじゃないでしょうかね。 司会:質問のほうよろしいでしょうか。