神戸-中国・山東で一触即発 吉田監督「なぜ相手チームが入ってくるのか」大迫は「しっかり裁いて」酒井も「論外」
「ACLE・1次リーグ、神戸2-1山東」(2日、ノエビアスタジアム神戸) FW宮代とDF酒井の2得点で山東(中国)を下し、ACLE初勝利を挙げた。しかし試合終了間際にファウルを機に両軍がもみあいになり、試合再開後も山東側が審判に抗議する中、試合終了という後味の悪い展開となった。 【写真】掲げられるレッドカード 一気に一触即発状態となったピッチ 後半追加タイム、ドリブルで上がる神戸FWパトリッキが背後から山東の選手に倒されると、両チームが選手、スタッフを交えてグラウンド端でもみ合う事態に発展。山東の崔康熙監督とコーチ1人が退場。山東関係者がサポーターとののしりあうひと幕もあり、審判がホイッスルで制止しても収拾が付かなくなった。試合が再開されてももめ事は続き、そのまま試合終了となった。 吉田監督は「あのシーンは明らかに後方からの危険なタックル。。その後、こちらがファウルを受けたのに、なぜ相手チームスタッフが入ってくる状況だったのか分からない」と首をかしげた。決勝ゴールを挙げたDF酒井も「論外のひと言。今回は終了間際だったが、もし後半のラスト20分くらいだったら、すごくロスタイムを稼がれるというパターンもあり得た。(国際試合は)こういうこともあると分かったのはいい経験」と話した。FW大迫は「レェフェリーがおかしい。誰がどう見ても退場だし、相手の外国人選手たちも『絶対レッドカードだった』と言うぐらいのプレー。しっかり裁いてほしい。何でもありになっちゃうんで。ケガ人が出なくて良かった」とあきれ返った。 山東は崔康熙監督が退場したため、代理で唐田コーチが公式会見に出席。「最後の問題は残念だったが、後々見直さないといけない。これがACLEで、ホームでもアウェーでもトラブルがある。チームとして何が問題だったかを振り返る必要がある」と話すにとどめた。