MLSを制したLAギャラクシーに驚異のファンタジスタがいる 1年目から《19ゴール15アシスト》を記録したブラジルのテクニシャン
南米からMLSへ向かうパターンは今後も増えるか
優勝決定プレイオフとなるMLSカップでニューヨーク・レッドブルズを2-1で撃破し、今年の年間チャンピオンに輝いたロサンゼルス・ギャラクシー。 [動画]プレイオフでは自陣からドリブルで独走して決めたスーパーゴールも チームにはDF吉田麻也、山根視来も所属しており、2人もこの一戦にフル出場した。またプレイオフの途中で左膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負って離脱することになったが、攻撃面ではバルセロナにも在籍していたスペイン人MFリキ・プッチがいる。今年はレギュラーシーズンで17ゴール12アシストを記録していて、プッチはLAギャラクシーの顔となった。 ただ、LAギャラクシーではもっと世界的に評価されるべきアタッカーがいる。今年ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマから加わった23歳のブラジル人FWガブリエウ・ペックだ。 ウイングに入るペックは、プッチをも超える19ゴール15アシストと大爆発。ブラジルらしいファンタジスタ風なドリブラーで、攻撃のアイディアが面白い。セレソンでプレイしている選手ではないが、やはりブラジルのアタッカーはクオリティが高い。MLSは南米の選手にとっても魅力的な行き先の1つになっていて、ペックは大成功のモデルと言える。 今年のMLSではリーグ7位となる67回のドリブル成功数、アシストランク2位となる15アシスト、またアタッカーながら、チーム4位となる46回のタックルを成功させている点も見逃せない。 ヴァスコ・ダ・ガマ時代はそこまで有名ではなかったかもしれないが、ペックはアメリカの地で大きな成功を掴んだ。MLSから欧州へ向かうプランもあるはずで、23歳の年齢も魅力的だ。
構成/ザ・ワールド編集部
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