家賃5万円の物件を見かけました。「家賃の目安は収入の3分の1」らしいので給与が15万円あれば借りられそうですか?
賃貸物件を借りる場合には初期費用が必要となる
賃貸物件を借りる場合は、初期費用が必要となる点にも注意が必要です。賃貸物件にかかる初期費用の相場は、図表3のとおりです。
筆者作成 図表3のとおり、初期費用の相場は家賃約4~5ヶ月分となっています。さらに、引っ越し費用や家財購入費が発生するため、家賃5万円の場合は約30万円以上の貯金がないと引っ越しは難しいでしょう。
給与15万円で家賃5万円の家を借りるなら生活費の相当な節約が必要
家賃は収入の3分の1が目安といわれていますが、給与15万円で3分の1を家賃に充てると生活が厳しくなってしまいます。手取り給与15万円の方が3分の1を家賃に充てた場合、残りの生活費は10万円しか残りません。 10万円で生活するのは可能ではあるものの、相当な節約が必要と考えられます。安い家賃のところを探すのもひとつの方法ですが、月5万円以下となるとなかなか難しいかもしれません。 現在実家暮らしなのであれば、ある程度収入が増えるまで実家で貯金をしながら準備しておくのもよいでしょう。 出典 国土交通省 賃貸住宅の入居・退去に係る留意点 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編) 2023年(令和5年)平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部