楽天、連勝で3位ロッテに1差再接近 残り試合はロッテより3試合多い10、齊藤明雄氏「3つ多いということは…」
◆ 11勝目の藤井は「力強いボールを投げ切れている」 楽天は日本ハムに3-1で勝利し2連勝。試合のなかった3位・ロッテに再び1ゲーム差に迫った。 楽天打線は初回、二死から3番・辰己涼介の四球、4番・浅村栄斗の遊撃内野安打で一、二塁の好機を作ると、5番・安田悠馬が2号3ランを右翼席へ運び先制。9月以降スタメンに定着している安田は、これで3試合連続打点とした。 前回登板で自身初の2ケタ勝利を達成した先発の藤井聖は、この日も立ち上がりから安定。3回にソロ本塁打を浴び1点を失ったものの、5回は二死一、三塁のピンチを無失点で切り抜けるなど、6回4安打1失点の好投でお役御免となった。 2点リードの7回以降は藤平尚真、鈴木翔天、則本昂大が無失点リレー。初回のリードを投手陣が守り抜き、藤井は自己最多を更新する11勝目(5敗)、則本はリーグトップを更新する32セーブ目(3勝3敗)をマークした。 25日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に解説者として出演した齊藤明雄氏は、今季の藤井について「腰回りが大きくなって、力強いボールを投げ切れている」と評価。3回の失点は郡司裕也にインコース低めのスライダーを上手く左翼席へ運ばれたものだったが、「ホームランを打たれても、そのボールを消さなかった。そのボールを使って、右バッターをしっかり押さえ切った」と、要求した女房役の太田光も含め、右打者をキッチリと封じたスライダーの精度を称えた。 楽天は連勝で再び貯金2とし、CS進出を争うロッテに最接近。今季の残り試合は楽天が10、ロッテは7となっており、齊藤氏は「楽天は1ゲーム差から離されないこと。当然、追い越せれば一番いいが、残り試合が3つ多いということは、3連勝すれば1ゲーム差はひっくり返る。この差は維持してほしい」とエールを送った。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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