Pontaの成功から学ぶ、「キャラクターマーケティング」の重要ポイントを制作者に聞いた
「認知ゼロ」からファンを獲得する難しさも
あらゆる企業にとって使い勝手がいいキャラクターだが、ネガティブポイントもある。 ┌────────── キャラクターはインパクトが高まる分、商品やサービス自体のメリットや印象を引き立ててくれます。ただ、すでに商品やサービスそのものに尖った独自性がある場合、キャラクターを活用することで、キャラクターに印象を持っていかれてしまうことも。すでに差別化に成功している場合は、キャラクターマーケティングのメリットを享受しづらいかもしれません(糸乘氏) └────────── もう1つネガティブな側面として挙げられるのが、ファンを獲得するために一定の時間や手間がかかることだ。 ┌────────── すでに知名度や好感度が高い著名人と異なり、まったく認知がない状態でキャラクターを活用しても、狙ったような反応は得づらいでしょう。地道に発信を続けてキャラクターの認知を高め、親しみを持ってもらう努力が必要です。Pontaも今では8割ほどの認知率がありますが、一定の認知を獲得するまでに数年を要しています(糸乘氏) └────────── キャラクターマーケティングを成功させるには、愛着を持ってキャラクターを育てながら、継続的な露出による消費者とのコミュニケーションが求められる。一定の投資が必要だが、その後の活用可能性を踏まえれば、投資価値があるといえるだろう。