アントニオ猪木がレスラー人生初のシングル王者に輝いた日【週刊プロレス】
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力道山の死後、海外武者修行を経て、日本プロレスを飛び出したアントニオ猪木は1966年10月12日、23歳の若さで東京プロレスを旗揚げ。東京の旗揚げ戦で、初来日の超強豪ジョニー・バレンタインと歴史的大死闘を繰り広げた(猪木のリングアウト勝ち)。 この結果を不服としたバレンタインは、持参したUSヘビー級ベルトを懸けて10月25日・仙台で防衛戦を敢行し、猪木と60分時間切れ引き分け。猪木にとっては、レスラー人生初の60分フルタイム戦となった。 11月19日、大阪球場のビッグマッチで再びタイトルマッチで激突。猪木は1本目、ドロップキック2連発を叩き込み、わずか15秒で速攻フォール。2本目をバレンタインのアームロックで奪われたものの、3本目に必殺のコブラツイストを決めてUSヘビー級王座奪取。猪木にとってレスラー人生初のシングル王座獲得、国内における初の王座戴冠という記念すべき日となった。
週刊プロレス編集部
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