中谷潤人、米専門誌「ザ・リング」の男子年間最優秀選手賞にノミネート 23年に日本選手初受賞の井上尚弥は選外
プロボクシングのWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M・T=が米国で最も権威のある専門誌「ザ・リング」による2024年の男子年間最優秀選手賞にノミネートされた。「ザ・リング」が6日(日本時間7日)、SNSで発表した。 ほかの候補者はWBA、WBC、WBO世界ヘビー級統一王者のオレクサンドル・ウシク(37)=ウクライナ=ら5人。23年の年間最優秀選手賞を日本選手で初めて受賞した4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=は選外となった。 「ザ・リング」は昨年11月にサウジアラビア総合娯楽庁長官のトゥルキ・アルシェイク氏に買収され、「ザ・リング」主催の豪華な表彰式「The Ring Awards」を今月11日にロンドンで初開催すると発表しており、受賞者は表彰式で発表される。 中谷は昨年、2月24日に東京・両国国技館で、初防衛を目指していた王者のアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回TKO勝ちし、世界3階級制覇を達成。7月20日に両国国技館で、同級1位だったビンセント・アストロラビオ(フィリピン)に1回KO勝ちし、初防衛に成功した。10月14日には有明アリーナで、同級1位だったペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に6回TKO勝ちし、2度目の防衛を果たした。 同級6位のダビド・クエジャル(23)=メキシコ=との3度目の防衛戦(2月24日、有明アリーナ)を控えており、この日に試合前恒例の米カリフォルニア州ロサンゼルス合宿に出発する予定。1カ月間スパーリングなどで鍛え上げる。 プロ戦績は中谷が29戦29勝(22KO)、ウシクが23戦23勝(14KO)、井上が28戦28勝(25KO)、クエジャルが28戦28勝(18KO)。 下記は「ザ・リング」の2024年男子年間最優秀選手賞候補者。 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)、ジェシー・ロドリゲス(米国)、ダニエル・デュボワ(英国)、アルトゥール・ベテルビエフ(カナダ)、中谷潤人(日本)