【注目2歳馬】モーリス産駒デンクマールが3馬身半差V 勝ち時計1:47.7、ラスト10.9-11.1の瞬発力は秀逸
544kgの馬体を感じさせない走り
先週末の変則3日間開催は京都→京都→東京というスケジュールで撮影した。そのなかから注目馬として10月14日(月)の東京5R、芝1800m新馬戦を制したモーリス産駒デンクマールを取り上げる。 【菊花賞2024 推奨馬】軸は決まり!勝率50%&複勝率100%の最強データを持つ馬発見 SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 母リリーノーブルは現役時代、キャリア6戦ながら阪神JFでラッキーライラック、オークスでアーモンドアイの2着と世代上位の能力を示した素質馬だ。その初仔となったデンクマールも非凡な能力を受け継ぎ、デビュー戦に向けた最終追い切りでは美浦Wコースの3頭併せで同じ田中博康厩舎のエース、レモンポップに先着。これが評価されて単勝1.4倍の支持を集めた。 抜群のスタートを決めると、そのままスピードの違いでレースの主導権を奪い、1000m通過1:01.4(12.8-11.3-12.0-12.7-12.6)というペース。直線に向いても鞍上C.ルメール騎手の手応えは抜群で手綱は持ったまま。離れた外から2番人気のタイヨウノキセツが先頭へと並びかけて残り300m地点を迎える。 軽く仕掛けられて残り200m標識を過ぎると同馬を一気に突き放し、ラスト50mほどは流す余裕もあっての3馬身半差。時計も1:47.7という好タイムが記録された。加えてラスト2Fのラップは10.9-11.1、馬体重544kgという大型馬であることを忘れさせるほどの瞬発力は圧巻の一言に尽きる。 距離適性については、マイルから2000mまでという父モーリスのようなタイプへと成長していきそうな印象。将来的にGⅠでも活躍が期待できそうなインパクトある勝ち方だっただけに、今後が非常に楽しみだ。
逃げて8馬身差をつける快勝
同日の4Rに組まれていたダート1400mの新馬戦は、パイロ産駒で田辺裕信騎手騎乗のベンヌが後続に8馬身差をつける走りを披露した。 レースは、ベンヌが好スタートから先行争いを制してハナを奪うも、ライヴドライバー、ハナナラツボミが2番手からピタッとマークする展開。前半600m通過は35.1(12.5-10.9-11.7)と楽なペースではなかったが、4角から直線に向くところで2番手以下との差を徐々に広げると、残り200mを迎えたところで独走状態に。 ベンヌについて行った先行勢は軒並み失速、2着以下は差し、追込勢が占める形での決着となった。勝ちタイム1:24.4は同日の3歳以上1勝クラスを0.2秒上回る決着。良馬場で行われた東京ダート1400mの2歳新馬戦では史上最速と、ここでは力が違った。 現在3勝クラスの全兄ナスティウェザーはダート1400m戦が中心の馬。今春は昇竜SとバイオレットSでいずれも3着に終わったが、のちに北海道スプリントCと東京盃を制するチカッパと0.1秒差、兵庫チャンピオンシップを制するエートラックスとは0.3秒差のレースを繰り広げており、今後オープンクラスでも1400m以下の路線で活躍できそうな能力を秘めている。 ベンヌも短めの距離を主戦場とする可能性はあるが、今後距離延長でも対応できるようなら活躍の場は大きく広がる。陣営のレース選択も含めて次走以降も注目していきたい。