【注目2歳馬】モーリス産駒デンクマールが3馬身半差V 勝ち時計1:47.7、ラスト10.9-11.1の瞬発力は秀逸
上がり33.3の瞬発力を披露
12日(土)の京都8Rに行われた芝1800mの2歳1勝クラス・紫菊賞は、幸英明騎手騎乗のサトノダイヤモンド産駒ビップデイジーが勝利した。 デビュー戦となった8月の中京芝1600m戦(牝馬限定)は縦長の隊列でペースが流れ、後半4F12.2-12.2-12.0-12.0と持久力が求められる展開を中団追走から一気に差し切る内容。6頭立てとなった2戦目の今回は、2列目の外から運び、ラスト3F11.4-11.2-11.0と初戦と真逆の瞬発力勝負となったが全く問題なく、ゴール前は余裕を残しながら上がり33.3で後続に1.1/4馬身差をつけた。 馬体重を12kg増やしても438kgと小柄な牝馬ながら、回転の速いピッチ走法から繰り出される瞬発力は暮れの阪神JF、来春のクラシックでも大きな武器となっていくだろう。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸