大阪府・吉村知事が定例会見10月27日(全文4完)閣外協力をするつもりは一切ない
関西以外の地域での街宣活動の手応えは
読売新聞:読売新聞の太田です。今週に入りまして金沢、富山、埼玉、東京と、関西圏以外の、維新にとって課題でもある関西圏以外の地域での街宣活動を行いましたけども、あらためて関西以外の地域を回った手応えのほうはいかがでしょうか。 吉村:まだまだ維新の知名度は少ないですけれども、その中で、関西以外の地域において、応援をして、頑張れというふうな声もありますので、そういった声をいただけるということは非常に後押しにもなりますし、非常に力にも励みにもなるので、ありがたいと思っています。維新の、やっぱりやってきた実績、考え方、そういったものをできるだけ全国に広めていきたいと思っています。この選挙期間中、徐々にですけれども、そういったことも広まりつつあるというふうに思っています。いよいよ最終盤になってきましたから、できる限りのことをやって、できるだけ支援をいただけるように頑張っていきたいと思います。 読売新聞:選挙戦終盤に入りましたが、あらためて力を入れていきたい地域、あらためて訴えを強調していきたいものなどがあればお願いします。 吉村:いや、もう最終盤に入ってきましたので、もう候補者の立ってるところ、本当全てに応援もしたいという思いがありますが、物理的になかなか難しいところもあります。できるだけ1人でも多くの仲間、候補者が当選できるように、最後、あともう数日、土曜日までもう数日になりましたけれども、力を尽くして国民の皆さんの審判を仰ぎたいと思います。
自民批判票の受け皿になっているのか
毎日放送:ほか、いらっしゃいますでしょうか。すいません、そしたら幹事社から。毎日放送の有馬です。岸田政権となってから自民党とは距離を置いていたような印象を受けます。今回の選挙で、自公でもない、野党でもない、自民批判票の受け皿につながっていると考えられますでしょうか。 吉村:どこまで受け皿になるか、ここは国民の皆さんのほうが評価されることなので、なかなか僕からも自己評価は難しいですが、ただ、岸田政権との距離という話なんですけど、いや、われわれが別に距離を取っているわけじゃなくて、岸田政権自身がやはり改革というようなことからもう遠のいて、自らそれは遠のいていることを発表してるわけです。で、分配を重視するということを発信されているわけですから。われわれは、基本的には、やっぱり分配も非常にもちろん重要で、ただ、そのためには成長が必要と。成長のためには改革が必要だというのが基本的な維新の考え方だし、規制緩和、規制改革、構造改革、これによる新しい新産業の成長、新しいチャレンジの成長というのが基本的な考え方になっていますので。そういったことをこれまでもずっと言ってきて、そしてその対立軸の違いが岸田政権になって、より明確になったということだと思っています。 われわれから見たら自民党のほうがどちらかというと社会主義的に、より昔の社会主義的な発想に変わっていったということだと思っていますので、維新自体は、立ち位置はまったく変わってないです。いろいろ、菅総理と松井代表が懇意にあるとか、もちろん人間的に懇意に、人間関係として懇意にあるというのはもちろん、それはそのとおりだとは思いますけれども、菅総理も当初はやっぱり既得権に対する改革をやるというふうにおっしゃってましたから非常に維新とも近い考え方だなと思っていましたけれども、逆に岸田政権になってからそういったことには一切触れなくなって、この分配と、もう僕らから見たら民主党のほうに近いような考え方の主張をされるなというふうに思っているので、距離ができるのは当然だと思います。われわれは立ち位置変わってないので。 自民党の中の、自民党の内部の派閥争いみたいなところがありますが、自民党内部の立ち位置が僕は変わったんじゃないかと思ってますので、そこはしっかりと距離と対立、距離というか、しっかりとした対立軸を示してやっていきたいと思います。じゃないといかんと、日本自体が持たないと思っていますので。そういうことです。