「選挙の転換点になる」 群馬の山本知事、兵庫知事選に「衝撃」
山本一太知事は21日の記者会見で、17日投開票の兵庫県知事選で斎藤元彦氏が再選されたことについて、「テレビ、新聞、雑誌など既存メディアから一方的に非難された候補者が当選したケースは、未だかつて見たことはなかった。兵庫県民は既存メディアの報道をうのみにしなかったということで、初の現象だ。選挙の転換点になるのではないか」と述べた。山本知事は「選挙研究家」を自負しており、「非常に衝撃的だった」という。 山本知事は米大統領選でトランプ次期大統領を支持した実業家のイーロン・マスク氏が「伝統的なメディアは死んだ」と述べたことにも触れ、「(米国で)メディアのあり方はこれから相当変わる。日本メディアも一歩立ち止まって考えた方がいい」と指摘。自らが次期知事選に挑戦する場合、「自分が勝った(過去の)選挙は何の参考にもならない。ネットも駆使しないと思いは届かない」とも語った。【田所柳子】