西武復権は「佐伯鶴城高コンビ」に期待 2年前はドラ2外野手、今年はドラ3で150キロ右腕が加入「西口監督から学びたい」
西武は30日、ドラフト3位で指名した大分・佐伯鶴城高の狩生(かりゅう)聖真投手(17)に大分県佐伯市の同校で指名あいさつを行った。 ■巻き返しへ14人大量指名【ドラフト選手一覧】 九州担当の岳野竜也スカウトは「持ち味はストレートの質感。球速だけでは測れないベース上での伸びがある」と絶賛。「将来のローテーション投手に」と期待した。 同校からは2年前もドラフト2位で古川雄大外野手(20)を指名。岳野スカウトは「数字が球団の期待の表れ」と明かし、今季は最下位に低迷した獅子の復活を投打の「佐伯鶴城コンビ」に託した。 狩生は身長185センチの右の本格派。大分商時代に森下暢仁(広島)を育てた渡邉正雄監督の指導でめきめき成長し、最速150キロを誇る。この日も西武の西口新監督から贈られた色紙を手に「西口監督から投手としての体の使い方や変化球について学びたい」と抱負を口にした。 また、目標とする選手として同じ〝渡邉門下生〟の森下の名を挙げた。岳野スカウトは「森下に追いつき、追い越す選手になってほしい」とエールを送った。(中野剛史)