球界第2弾トレードはあるか? 高木豊氏が指摘した「注目球団」「打てるキャッチャーの存在」
シーズン始まって最初のトレードは巨人・西武間で行われた。 今月24日に両球団から発表されたのは育成出身8年目外野手の松原聖弥、4年目外野手の若林楽人、ともに俊足巧打のリードオフマンタイプとして知られ、新天地での活躍が期待されている。 【動画】日ハム郡司がソフトバンク有原から豪快なアーチをかけたシーン そして勝負の夏場を見据え、補強が活発になる時期とあって、第2弾、第3弾トレード、今後どの球団が動いてくるか、水面下の動きも注目されている。球界内からも様々な考察の声が上がっている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は6月28日に自身のYouTubeチャンネルに「【第2弾トレードの可能性は?】巨人と西武のトレードが成立!第2弾動きはある?ない?高木『俺は〇〇だと思うよ』高木が考えるトレードの可能性について語ります【プロ野球】」と題した動画を更新。今後のトレードの方向性に関して独自の見解を語っている。 まず注目球団としてあげたのは、先に西武とのトレードを成立させたばかりの巨人だった。ここにきて助っ人内野手の獲得報道も出ている中で、あくまで自身の見解と前置きした上で、ベテランの坂本勇人が不振でファーム落ちしている今、サードを守れる選手としてソフトバンクのロマン砲、砂川リチャードに注目する場面もあった。リチャードに関しては、得点力不足が課題となっている中日なども「考える可能性がある」とした。現状では中田翔も離脱し、中軸は細川成也頼み、リーグ戦再開後は特に得点力不足が目立つことで爆発力のある打者が求められるとした。 さらに、DeNAからは大田泰示の名前も。強力な外野陣の中で出番も少なくなっているとあって、中継ぎ強化を目的とするなら、楽天なども浮上すると見る。 そして注目としたのは昨年もトレードを成立させた日本ハムと中日の動きだった。日本ハムにおいては中継ぎ陣に疲れが見えるとして、投手陣に強みを持つ中日とのトレードもありうるという見方を示した。 日本ハムからは打撃にも定評のある"打てる捕手"の清水優心と俊足で知られる今川優馬、中日からは中堅の勝野昌慶らの名前をあげ、今後の動きを予想する場面もあった。 両球団においては昨年もシーズン途中の6月に、当時日本ハムに在籍した宇佐見真吾、齋藤鋼記と中日に在籍した郡司裕也、山本拓実と捕手、投手の2対2の交換トレードを成立させた実績もあり、ファンの間からも水面下の動きが注目を集めている。 動画内では他球団の動き、補強ポイントについても見解をのべている。 これから季節が進み、8、9月が目指すペナント奪取のために大事な戦いになってくる。それまでに再度戦力を整えることができるか。これから7月末までの補強期限締め切りまで各球団の動きに引き続き、注目が集まりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]