ヤマハ発動機が、電気自動車 の F1・フォーミュラE に初参戦! 高性能 電動 パワートレインを開発「ローラ・ヤマハ ABT フォーミュラ Eチーム」で、電動化技術の最高峰に挑む
英・ローラ/独・ABTとタッグを組み、「エネルギーマネジメント技術」の進化を目指す
11月26日、ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)が、"電気自動車の F1"とも言われる「ABB FIA フォーミュラE 世界選手権(以下、フォーミュラーE)」への参戦を発表した。 今年3月、同社は Lola Cars Ltd(以下ローラ)と テクニカルパートナーシップ契約を結び、高性能電動パワートレインの開発・供給を行うことを発表している。 「世界最高峰の電動自動車レースであるフォーミュラE を通じて、最先端の電動技術開発に取り組み、ヤマハ発動機全体の電動技術の底上げを目指します」とは、同社のコメントだ。 「オーガナイザーやライバルチームの皆さんからも、我々ニューフェイスの参入は歓迎されていると感じています」と話すのは、同社 Formula E 開発グループリーダーの梅田泰宜さん。 「イギリスの名門ローラと、F1 や Moto GP など 世界の頂点で戦ってきた日本のヤマハ、そしてフォーミュラE での豊富な経験を持つドイツの ABT(アプト)というタッグに、ある種の敬意と注目をいただいているという印象です。周囲からの期待に、あらためて身が引き締まる思いです」と話す。 第1戦が12月7日にブラジル・サンパウロで開幕するレースが、「ローラ・ヤマハ ABT フォーミュラE チーム」の初陣となる。
電気自動車のF1「フォーミュラE」とは
「フォーミュラE」とは、電気自動車のフォーミュラマシンによる市街地コースでのレースシリーズのこと。 モータースポーツでは世界初の「化石燃料を使用しない、電気のみで走行する」レースである。 マシン開発の中でヤマハは、電動パワートレインのマニュファクチャラーとして、モーターとインバーター、ギアボックスのパッケージの開発を担う。 フォーミュラE では、全チームに同一のシャシー(車体)とタイヤの使用が義務付けられている。そのため、パワートレインの性能や制御は大きなポイントのひとつだ。 開幕に先立ってスペインで行われたプレシーズンテストでは、ゼイン・マロニー選手が全体の13番手(22台中)のタイムを記録している。
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