F1シンガポールGP FP2:ノリスが初日トップ、フェラーリ勢が続く。角田4番手、リカルド6番手とRBも好調
2024年F1第18戦シンガポールGPのフリー走行2回目が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。角田裕毅(RB)は4番手だった。 【写真】2024年F1第18戦シンガポールGP 角田裕毅(RB) 気温30度、路面温度33度というコンディションで、現地時間21時にセッションがスタート。マリーナベイ市街地サーキットはすでに日没を迎えている。予選と決勝レースはこのFP2と同じ時間帯に行われるため、重要なセッションとなる。 FP1と同様に、このセッションも序盤に使用されるタイヤはハードかミディアムだ。序盤から頻繁にトップが入れ替わり、タイムシート上はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を筆頭にミディアム勢による1分32秒台のタイムが並ぶ。ハードのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は「前も後ろもグリップがない」と訴えていたが、同じくハードの角田は7周走ったタイヤで1分32秒582をマークして2番手に浮上した。 ルクレール、アルボン、ジョージ・ラッセル(メルセデス)というトップ3が並んでいたが、サインツが9周走ったミディアムで1分31秒930を記録し2番手に躍り出た。各車最初のランを終えると、ソフトタイヤを投入。ノリスが1分30秒727でトップに立ち、角田も1分31秒468で一時2番手につける。ルクレールがノリスと0.087秒差の1分20秒814で角田を上回り、両者はFP1から好調さを見せている。だがルクレールは、ターン14でウォールに接触したのでチェックしてほしいと無線で報告していた。 レッドブル勢もソフトを投入しているが、セルジオ・ペレスが1分31秒598で7番手、マックス・フェルスタッペンは1分32秒021だ。少し遅れてソフトに履き替えたサインツは、1分31秒356でルクレールに続いて3番手につけた。 予選想定のラップを終えた後は、各車ロングランに移行。トップのノリスはユーズドのソフトで走っていたが、「ハードに壁にぶつかった」と無線で報告。ピットに入ったが、すぐにコースに戻った。ロングランに関してはいつも通り2台でタイヤを分けて取り組むチームも多く、RBは角田がハード、リカルドがミディアム。ほとんどがミディアムかハードだが、ノリス、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)はソフトで周回を重ねていた。 残り時間2分ほどのところで、ラッセルがターン8で曲がりきれずにマシンの正面からウォールにぶつかった。フロントウイングが脱落しているが、ラッセルは自力でピットまで走って戻った。このクラッシュによりセクター1と2にイエローフラッグが出され、FP2はそのまま終了。ノリス、ルクレール、サインツというトップ3で、角田が4番手。5番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、6番手にリカルドが入り、RBは初日に2台ともトップ10入りを果たした。7番手以降はラッセル、ペレス、アルボン、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)となっている。 [オートスポーツweb 2024年09月20日]