スーパーの「カツオの切り身」を食べたら、アニサキスに当たりました。売り場に「注意書き」があった場合、慰謝料請求は難しいでしょうか?
慰謝料請求するときの証拠や請求手続きについて
慰謝料をお店側に請求することが決まったときには、食中毒の原因となる証拠をもとに請求手続きを行います。飲食店であれば、飲食した場所のレシートや、電子決済の場合は利用履歴などを証拠として保管します。 体調が悪ければ医療機関を受診し、食中毒の原因や症状などについて書かれた診断書の作成を依頼してください。受診で治療費が発生した場合には、受診料も請求の対象となるため、医療機関から発行された領収証も保管しておきましょう。 その他、医療機関まで通院したときの公共交通機関利用や自家用車のガソリン代など交通費も請求対象となり、相当と認められた場合にのみタクシー代も対象となる場合があります。慰謝料を請求するにあたって、準備した書類をもとにお店側へ請求手続きを行いましょう。 もし、医療機関を受診して医師が食中毒を疑った場合は、食品衛生法第58条の規定により保健所へ届け出することが義務付けられています。医療機関から保健所への届け出が済んだあとは保健所からの判断と指示がでるまで待ちましょう。
お店の生鮮食品には十分に注意しよう
カツオの切り身のような刺身類は、生魚を食するため、食中毒になる場合があります。アニサキスは目視でも確認できるため、自分で購入して食べる場合には、よく見てください。 心配な場合には、十分に加熱して食べるなどの工夫が必要です。慰謝料の請求ができる場合もありますが、お互いに労力や負担もかかるものです。生鮮食品には、十分に注意して食べるように日頃から心がけておきましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部