NATO東京連絡事務所開設の現実味は? 日本含むアジアと関係強化目指す新事務総長…ウクライナ戦争「紛争煽り続けている」と中国・北朝鮮を強く非難
見えぬNATO東京連絡事務所の設置…連携模索は続く
NATO加盟国の中でも中国との距離感は国によって温度差がある。NATOが東京に連絡事務所を設置する案は、1年以上経ったいまも、具体的な進展が聞こえてこない。 当初フランスのマクロン大統領は「北大西洋の地域外で影響力を高める印象を与えてはならない」と反対した。2025年1月にはアメリカのトランプ大統領が就任し、ウクライナ情勢やNATOそのものをめぐる動向は見通しが不透明だ。 それでもNATOとIP4の連携は動き出した。サイバー攻撃への対処、防衛産業協力、偽情報対策やAI(人工知能)の活用…。国際情勢が混とんとし、明確な着地点が見えない中、安全保障上の連携を模索する取り組みは進む。 (FNNパリ支局長 山岸直人)
山岸直人
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