「事故の事実」も知らず…「生存」男性乗務員、衝撃で「記憶喪失」か
【12月29日 KOREA WAVE】韓国全羅南道(チョルラナムド)の務安(ムアン)国際空港で事故に見舞われた旅客機から救助された乗務員2人のうち、男性乗務員(22)が記憶の一部を失っているという情報が伝えられている。 今回の事故では、済州航空2216便の乗客175人・乗員6人の計181人のほとんどが死亡するなか、この男性乗務員と女性乗務員(25)は、比較的損傷の少なかった旅客機の尾部から救助された。 両乗務員ともに重傷を負い、男性乗務員は医療チームから記憶喪失の診断を受けたという。 JTBCの報道によると、男性は同日午前10時40分ごろ、木浦韓国病院に搬送された。左肩を骨折し、頭部などにも負傷している。医療チームによると、男性は骨折した左肩に激しい痛みを訴えているが命に別状はなく、医療スタッフと会話できるほどだという。 ただ「事故の過程についてよく覚えていない」と話しているという。医療チームは、事故が起きた事実さえ、男性が覚えていないことから、当時の大きな衝撃により一部の記憶を失ったものと診断している。男性は家族の意向により、ソウルの梨花女子大学木洞病院に転院した。 一方、女性乗務員は医師との会話が可能な状態で、現在、木浦中央病院で治療を受けている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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