鬼木達新監督の鹿島が始動 MF柴崎岳は「新しい色をピッチで発揮していきたい」
J1鹿島は7日、茨城県鹿嶋市内で新シーズンを始動し、今季から指揮を執るクラブOBの鬼木達新監督(50)が選手たちを指導した。昨年まで8年間、指揮官として川崎に在籍。今季は復権を目指す鹿島の監督として“常勝軍団”を率いる。 練習は午前と午後の2部に分けて行われ、午前練習はラニングやパス練習を中心に約1時間半行われた。約200人のサポーターが見守るなかで、鬼木監督は「こだわりを持って! 正確に!」と選手たちの動きを確認。川崎で見せたパスワークを重視するサッカーの基本を選手たちに教えた。 昨季同様に10番を背負う元日本代表MF柴崎岳(32)は午前の練習後に報道陣に対応。「(練習前に鬼木監督は)チームで大事にしていきたい部分を話された。練習では技術の部分を大事にされていると思った。このチームではいままでしてこなかった内容の練習もあり、そこは変化があるかもしれない。新しい色、監督の味が出てくると思う。個人、チームとしてそこを吸収して、ピッチで発揮していきたい」と語った。 柴崎は新シーズンの目標に言及。「サポーターが与えてくれているものは素晴らしいもの。(恩を)返していきたい。タイトルを取って、その瞬間を分かち合いたい」と2018年のアジア・チャンピオンズリーグ以来のタイトル獲得を誓った。 開幕戦は2月16日のアウェー湘南戦。鬼木新監督の下で今月14日から25日まで宮崎キャンプを行い、“新生鹿島”をつくり上げていく。