シャープ、本社の再移転検討 候補は阿倍野「確実に利益が出れば」
2年連続で巨額の純損失を出したシャープは27日、堺市の本社で株主総会を開いた。前日に新社長への就任が内定した沖津雅浩氏は、本社の移転先として以前の大阪市阿倍野区を検討していることを明らかにした。時期については「確実に利益が出るようになれば」とした。 シャープは経営危機下の2015年、本社の土地・建物と、道を挟んで向かいにある土地・建物を別々に売却。 その後、買い戻しに動いたが、本社のあった土地は売却先のニトリホールディングスが断ったため、道向かいの土地・建物だけを買い戻した。新たに本社として活用するには、残っているビルの解体と新築が必要になるとみられる。
朝日新聞社