全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3大会は6月22日、宮城県のスポーツランドSUGOで第7戦の決勝レースが行われ、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)がポール・トゥ・ウインで今シーズン2勝目を飾った。2位は中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、3位は荒川麟(B-MAX RACING 324)となった。 11時から行われた公式予選の後、約4時間のインターバルで迎えたスーパーフォーミュラ・ライツ第7戦の決勝レースは、初夏らしい暑さのなか15時35分にフォーメーションラップがスタートした。 迎えたスタートでは、フロントロウの小出、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が好スタートを決める一方、3番手スタートの荒川が遅れ、4番手スタートだった中村が3番手に浮上した。 序盤、小出が2周目に1分14秒466というファステストラップを記録しリードを広げていく一方、フレデリックと中村の2番手争い、やや離れて荒川と、2周目に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)をかわしてきた野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)の4番手争いが展開されていく。ただその後は接近はしているもののなかなかオーバーテイクには至らず。緊迫した中盤戦が展開されていった。 そんな中盤戦の争いは15周目に変化をみせた。2番手を走っていたフレデリックがタイヤにトラブルを抱えて急激にペースを落とし、最後はピットインしてしまう。これでポジションを上げた中村が2位でフィニッシュし、荒川が3位で表彰台を獲得することになった。 一方で、2番手以下の争いを大きくリードしていたのが小出。最後はフレデリックのトラブルを聞いた後はタイヤを労り、4.094秒のリードでポール・トゥ・ウイン。ファステストラップも記録し12ポイントを獲得してみせた。終盤まで野中を先頭とした4番手争いが接近していたものの、順位変動はなくフィニッシュしている。 マスタークラスは今田信宏(JMS RACING TEAM)が1周目にDRAGON(TEAM DRAGON 324)の先行を許したものの、逆転しポール・トゥ・ウイン。今季開幕4連勝を飾っている。 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第3大会スポーツランドSUGO 第7戦決勝結果 Pos./No./Class/Driver/Car/Laps/Grid/Qualify 1/50//小出峻/HFDP WITH B-MAX RACING/26/1/1'13.260 2/35//中村仁/モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC/26/4/1'13.440 3/51//荒川麟/B-MAX RACING 324/26/3/1'13.336 4/36//野中誠太/PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC/26/8/1'13.750 5/37//古谷悠河/Deloitte. HTP TOM'S 320/26/5/1'13.515 6/2//荒尾創大/HFDP WITH TODA RACING/26/7/1'13.590 7/38//小林利徠斗/モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC/26/6/1'13.574 8/4/M/今田信宏/JMS RACING TEAM/26/9/1'15.336 9/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/26/10/1'15.585 10/13/M/藤原誠/TEAM DRAGON 324/26/11/1'17.067 11/8/M/清水康弘/GNSY 324/25/12/1'17.201 R/1//K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/20/2/1'13.332 天候:晴れ 路面:ドライ ファステストラップ:小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'14.466 2/26 ペナルティ:No.8は、2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第37条2.及び3. 「作業違反(車両保管車両に対する許可されない作業)」罰金5万円 [オートスポーツweb 2024年06月22日]