11歳の天才サッカー少年「必要とされる場所に」ドイツの名門 ドルトムントに留学 言葉の壁やアクシデント 祖母の死を乗り越え夢へ一歩
(ゴメスコーチ) 「強かったみんな?頑張ったな」 (侑希くん) 「なんか、あのでかい子だけビビった」 (ゴメスコーチ) 「ですね。見たよ、スライディングされて」 この試合での悔しさが、侑希くんに今後の目標を与えました。 (侑希くん) 「ああいう人にも対応できる選手になりたい。対格差があっても全ての人に戦える選手」 ドイツで味わった大きな挫折。そして、収穫を手にした侑希くん。最後はご褒美!プロの試合観戦です。憧れの舞台をその目に焼き付け、日本へ。 帰国から12日、侑希くんは更なる成長のために。 (侑希くん) 「他のキャンプとかもいろいろ行ってみて、自分だけのプレースタイルを作っていこうかなって」 そして、侑希くんを応援し続けていた祖母・初子さん。 ドイツから帰国して、22日後の5月3日にこの世を去りました。 ■侑希くん「おーい。起きてこない…」 (父・友之さん) 「母さんももっと見たかったな、侑希を。身内で亡くなったったのは(侑希にとって)初めてじゃないですか。(訃報を伝えたら)ぼぉーと聞いて『う~ん』とは言っていましたけどね」 (父・友之さん) 「おーい、ばあちゃんって言って」 (侑希くん) 「おーい、起きてこない…」 (侑希くん) 「ちゃんと受かったよ(地区の)トレセン。次は県トレセン(=県内の優秀な選手の選抜)も行けるかもしれないから、ばあちゃんのためにも頑張るね」 最愛の祖母のためにも。ドイツでの経験を力に変えて。 (侑希くん) 「小っちゃい頃から目指していたサッカー選手。諦めないでずっと目指して頑張りたい。自分が必要とされるような場所に行けたらいい」
CBCテレビ