11歳の天才サッカー少年「必要とされる場所に」ドイツの名門 ドルトムントに留学 言葉の壁やアクシデント 祖母の死を乗り越え夢へ一歩
(ランゲラック選手) 「ドルトムントのスタジアムは世界一だね。サポーターの応援も僕は世界一だと思うね。あそこでプレーするたび夢が叶った気分になれたよ」 そんな名門クラブのスタジアムをバックに、いよいよ練習開始です。 ■プロの時速60キロのスピードに食らいつく! トップ選手を輩出するアカデミーのコーチたちが、本場仕込みのサッカーを教え込みます。 (マーカスコーチ) 「スペースを把握してごらん。自分が行くのか味方が行くのか」 さらに世界に3つしかないと言われる練習施設「ライトシステム」。ランダムに赤く光るマスから来たボールを止めて、緑色に光るマスへパスを出すという練習です。 ドルトムントの選手はここでの練習で判断力を養い、プレーの質を向上させています。 2度目の侑希くんは今回ステップアップ!プロのパススピード時速60キロを体験することに。 最初は止めることすらできませんでしたが… 徐々にプロのスピードに対応することができました。 (侑希くん) 「速いっす」 充実した環境で練習に取り組む中、ホテルでちょっとしたトラブルが… ■「ソウジシテクダサイ」受付になかなか意図が伝わらず… (侑希くん) 「ソウジシテクダサイ。シュー。掃除して下さい」 受付に思っていることをなかなか伝えられず、引率のゴメスコーチの手助けで…ようやく意図が伝わったようです。 清掃札をもらうだけでも一苦労。 (侑希くん) 「もう諦めようとしたけど、待って待ってみたいな感じで。結構喋ったよね」 (チームメイト) 「30分くらい喋った」 そして、今回の留学で侑希くんが待ち望んでいたこと。 それは、ドルトムントアカデミー生との練習です。 前回はドイツのトップレベルを肌で感じ、その後の成長を後押していました。 (侑希くん) 「またドイツの子とサッカーやりたい。上手くなったぞって言いたいですね」 しかし… (マーカス) 「去年ドルトムントのアカデミー生と練習した選手が何人かいました。しかしながらFIFAの新しい規定で、未成年の外国人は残念だけどアカデミー生と練習させられない」