兵庫県警、年頭視閲式 白バイ全国大会で団体優勝した隊員が走行披露
新年を迎え警察官の士気高揚や、警察活動に対する県民の理解を得ることを目的に兵庫県警の年頭視閲式が7日、神戸市中央区のメリケンパークで行われた。 【写真】白バイ全国大会で26年ぶりに団体1部で優勝した県警白バイ特練員がテクニカル走行を披露した 式では約300人の警察官が隊列を組み力強い行進をみせた。また、昨年の全国白バイ安全運転競技大会で26年ぶりに団体1部で優勝した県警交通機動隊の白バイ特練員によるテクニカル走行や、17日で発生から30年となる阪神淡路大震災をテーマにした音楽隊のドリル演奏が行われ、観客から盛大な拍手が送られた。 テクニカル走行に合わせる楽曲には、村井紀之県警本部長が作詞作曲した「輝く風になれ」を起用。明るいアップテンポの曲調に合わせ、特練員はサイレンを鳴らしながら高速で交差するテクニックなどを披露した。 この曲は、団体優勝を受け村井本部長が「心が震え、激しく創作意欲が湧いた」と制作。「県民の安心と安全を守るという使命のもと輝きながら走れる存在だと誇りを持ってもらいたい」との思いが込められているという。 また、交通機動隊は団体優勝を祝して特別動画を制作。動画の企画、編集を担当した同隊の溝口翔太巡査部長は「他にはない映像で魅力を伝えたい」と、普段見ることができない練習風景を撮影するなどの工夫を凝らしたという。ナレーションを担当した宮本史織巡査部長は「白バイのすごさを知ってもらい、交通違反抑止につながれば」と話している。 「輝く風になれ」は村井本部長の個人アカウント「青森応援AOチャンネル♪」で、動画は県警のユーチューブ公式チャンネルでそれぞれ視聴できる。