擦り傷、便秘…救急車「料金」支払い88件 徴収開始1週間の茨城県
緊急性がないのに救急搬送された患者から病院が「選定療養費」として料金を徴収した事例が、開始から1週間(今月2~8日)で、対象22病院に救急搬送された1527件のうち、15病院で約5.8%にあたる88件あったことを茨城県が公表した。 【図表】救急医療の現場は逼迫している 県医療政策課が、2~8日の徴収状況などについて、対象病院からの回答を速報値でまとめ、10日の県議会保健福祉医療委員会で明らかにした。 同課によると、65歳以上の高齢者で徴収されたのは41件で全体の半数近くを占め、18歳未満の子どもは13件だった。徴収した主な事例としては、軽度の切り傷や、擦り傷、便秘のみがあった。
朝日新聞社