【衆院選2024】政党政策アンケート:日本共産党
原子力発電所の再稼働を進めるべきですか?
✕反対 今年の能登半島地震や、南海トラフ地震の「巨大地震注意」の政府発表など、日本は地震・津波の脅威に直面しています。安倍政権以来、「世界で最も厳しい水準の規制基準」に合う原発を再稼働する方針ですが、この「基準」にはEUで義務づける設備もなく、原子炉など重要な設備でなければ活断層の真上に建設してもよいというものです。しかも老朽原発を60年を超えて運転するとしています。避難対策は自治体まかせで実効性の保障もなく、使用済み核燃料の処分の目途もたっていません。深刻な事故の場合の大変さは、13年以上たつ福島第一原発で、続く汚染水の発生や廃炉作業の行きづまりなど「収束」とは程遠い現状にあるのを見ても明らかです。
選択的夫婦別姓を導入すべきですか?
◎賛成 夫婦別姓を選択できるようにしてほしいと、長年にわたって多くの人々が声をあげ、裁判に訴えることも含めて運動してきました。しかし自公政権はこの願いに背を向け続けています。世界では、法律で夫婦同姓を義務づけている国は日本だけです。しかも結婚時に女性が改姓する例が95%と、明らかなジェンダー格差があります。通称使用の拡大では大本の問題が解決せず、不利益は解消しないばかりか、2つの名前を使い分ける負担も増えます。世論調査では、すでに7割以上が選択的夫婦別姓制度の導入に賛成しています。日本経団連や経済同友会などの財界団体も、早期導入を政府に要望するようになっています。
保険証や運転免許証をマイナンバーカードへ統合すべきですか?
✕反対 マイナカードと保険証や運転免許証との一体化押しつけをやめさせます。現行保険証の廃止を撤回し、保険証を残します。そもそも、マイナカードも、マイナカードと保険証とのひも付けも任意です。任意の制度のために保険証を廃止するなど、まったく道理がありません。マイナ保険証自体にも大きな問題があります。マイナ保険証は5年ごとに更新しなければならず、更新を忘れると、窓口で10割負担を求められかねません。保険証よりも不便になります。マイナカードと免許証との統合も問題です。行政や企業が持つ個人情報と警察が集めた情報が関連づけられればプライバシーが丸ごと警察に握られてしまいます。監視社会につながる統合には反対です。