モウリーニョ告白「ペレス会長から慰留されたのにレアル・マドリードを去るべきではなかった。残るのが正しい決断だった」|ラ・リーガ
フェネルバフチェを率いるポルトガル人指揮官ジョゼ・モウリーニョ監督が、そのキャリアで後悔している決断として、レアル・マドリード退団を挙げている。 モウリーニョ監督はレアル・マドリードを2010~2013年まで率い、2011年にコパ・デル・レイ、2012年にラ・リーガ優勝を果たしたが、2002年以来となる10回目のチャンピオンズリーグ(CL)優勝には導けず。そして、彼の後任となったカルロ・アンチェロッティ監督が、2014年に悲願のCL制覇を成し遂げている。 イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』とのインタビューに応じたモウリーニョ監督は、フロレンティーノ・ペレス会長の慰留があったにもかかわらずレアル・マドリードを退団したことに後悔を感じていると告白した。 「試合で後悔したことなど何度もある。違うやり方もあったのかもと考えながら、何試合も落としているのだからね」 「プロとして後悔していることについて話せば、フロレンティーノ・ペレスの申し出を断ったことを挙げるよ。彼は私に言ったんだ。『モウ、今行かないでもいいだろう。もう困難なことは終わった。ここからは良いことがやって来るよ』とね。私はそうなることを分かっていたし、あそこに残るのが正しい決断だったはずだ」 「しかしスペインで3年を過ごし、難しいこともたくさんあった中で、私はチェルシーに戻りたかった。あれは心で決めた選択だったんだよ」 モウリーニョ監督はその一方で、2024年1月に去ったローマについては2023年5月のヨーロッパリーグ(EL)決勝セビージャ戦を落とした直後に退団すべきだったと、真逆の決断をしたことを悔いている。 「ブダペストの決勝後に去るべきだった。アンソニー・テイラー(EL決勝の審判)の悲惨なレフェリングの後にね。私はローマを去るべきだったがそうせず、それが悪い決断となった」 「もうローマの試合は見ていない。しかしインテルは見ているよ」